認知症患者の身元特定に新アイデア、爪に貼るQRコード

認知症患者の身元特定に新アイデア、爪に貼るQRコード 1

テクノロジー×高齢化社会。

BBCの報道によると、埼玉県入間市認知症患者の身元特定のための、QRコードのついた爪用シールの配布を始めました。高齢者が徘徊してしまった時のために、自治体の中には高齢者にQRコードを配布しているところは他にもありますが、爪に貼るというアイデアは新しいもの。

以前、ツケ爪にRFIDを仕込んだ女性がいましたが、自身の爪先だから置き忘れる心配がないんですよね。なので、保護された時に身元の確認をとれる所持品がなかったとしても、爪のQRコードを読み取って確認できるようになります。

同市の徘徊身元確認支援の一環として配布されるこのQRコードは、「爪Qシール」といい、国内のオレンジリンクスが開発しました。大きさは1cm四方で2週間以上剥がれない防水性とのこと。QRコードには、市役所の電話番号と高齢者の身元を特定するため市が割り振る登録番号が記載されていて、警察署でスキャンされた時に身元の特定に役立ちます。

国連のレポートでは、日本国民の3分の1は60歳以上。さらに英ガーディアンは、去年1万2000人以上の認知症患者が行方不明になったと報じています。その多くは数日以内に発見されましたが、450人以上が発見時には亡くなっており、150人は行方不明のままとのこと。

痛ましい話ですが、これは日本だけの問題ではありません。ポケットGPSトラッカーウェアラブルソールなど、高齢者のトラッキングと標識デバイスのニッチな市場は存在するのです。

爪にQRコードというアイデアにはぎょっとするかもしれませんが、なかなか困難な徘徊した認知症患者の身元確認が早期化できる名案ですね。

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image by オレンジリンクス
source: BBC, 入間市, オレンジリンクス, United Nations, PocketFinder, GPS SmartSole, Alzheimers.net

Sidney Fussell - Gizmodo US[原文
(たもり)