失意のトランプ会合。ティム・クックはどう思ったのか

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失意のトランプ会合。ティム・クックはどう思ったのか

財界トップが次期大統領に会うのは通常業務の一部ですが、それがリベラルの牙城シリコンバレーとドナルド・トランプとなると、話は別ですよね。

テック界の神々がトランプにひれ伏した先週の初会合では、ジェフ・ベゾスと並んでティム・クックの写真がバズりました。

ご覧くださいよ、レース前のマイケル・フェルプスみたいな鬼気迫る表情! 

「こんにちは暗闇(ダークネス)、古い友よ」(サイモン&ガーファンクルの『サウンド・オブ・サイレンス』の歌い出し)とJoe Auricchioさんがツイートすると、同情が同情を呼んで、8,700回以上もいいねされました…ううう…。まあ、歌詞の意味は、暗黒勢力のダークネスじゃないんですけどね(笑)

一体どんな気持ちであの場に座っていたのか? Apple社員からの質問にクックCEO自らが答えました。

要するに招待を断って廊下で怒鳴っていても始まらない、「重要課題に影響力を行使したいなら、アリーナの中にいることが重要なのだ」という考えです。セオドア・ルーズベルト元大統領の1910年パリの名演説『アリーナの男』、ですね。

TechCrunchに公開されたApple社内の投稿でティム・クックはこのように書いていますよ。

国内でもEUでも中国でも南米でも、われわれはエンゲージする(対話のパイプは残しておく)。賛成でもエンゲージするし、反対でもエンゲージする。

[中略]

政府には良きにつけ悪しきにつけ、事業運営能力への影響力がある。大事なことは、ポリシーに集中することだ。Appleが特に力を入れているのはプライバシー、セキュリティ、教育。人権を推進し、人権の定義を拡張すること。そして環境、気象変動対策で、これは事業を100%再生可能エネルギーで賄うことで推進している。

[中略]

信念のためには全力で戦う。それはAppleの本質だ。それはこれからも変わらない。

「ただ叫んでいるだけでは物事は変わらない。自分のやり方がベストだと全員に示して初めて物事は変わる。意見を戦わせるために参加したのだ」と語るクックCEO。

もちろん移民問題なんかの重点分野については、「意見を戦わせて」動く次期大統領ではないと思いますけどね…。オープンな対話を誓うクックCEOの姿勢は本当にすばらしいのだけど、トランプ氏が勝ったことそれ自体が、「ただ叫んでいるだけで物事はいくらでも動く」証拠だと思ってしまうのです。

「トランプ大統領」シリコンバレーの反応まとめ。付録:ピーター・ティールの支持理由

image via @jauricchio
source: TechCrunch
参考: YouTube, Twitter, Theodore Roosevelt

Hudson Hongo - Gizmodo US[原文
(satomi)

 

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