クリスマスにもきっとオススメなヴァイキング映画5選

クリスマスにもきっとオススメなヴァイキング映画5選 1

こちらは2014年12月24日に公開されたコタク・ジャパンの記事の再掲載です。

今ではサンタクロースが北からやってきてプレゼントを配っておりますが、8世紀~11世紀のヨーロッパでは北からヴァイキングが襲来し、プレゼント(を含むいろんなモノ)を奪っていきました。

というわけで今回は、北欧からやってくるつながりで、クリスマスにもきっとオススメなヴァイキング映画をご紹介します。

バイキング(1958)

バイキング王の息子アイナーとその異母兄弟で英国王の血を引く奴隷のエリックが、美しい姫をめぐって戦うアクション・アドベンチャー。

食べ放題の「バイキング」の元ネタとなった壮大な宴会や決闘に加え、ロングシップでの航海や攻城戦までやっちゃう凄まじい内容となっています。歴史公証にも力が注がれており、ヴァイキング文化を上手にまとめているので、ヴァイキング映画入門の最初の1本としてオススメです。

エリック・ザ・バイキング バルハラへの航海(1989)

ヴァイキングのあり方に疑問を持った戦士のエリックが、狼フェンリルに飲まれた太陽を復活させる冒険を描いたコメディ作品。監督・脚本は「モンティ・パイソン」のテリー・ジョーンズで、日本では関根勤さんが出演していることでも話題となりました。

彼が共同監督をした『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』に比べると、コメディとしてはあまり優れてはいませんが、歴史学研究家としての才能は発揮しており、北欧神話やサガエッダの話をコメディに取り込んでいるので、ヴァイキング・ファンはそちらに注目すると楽しめるはず!

13ウォーリアーズ(1999)

ヴァイキングの国に使節としてやってきたアラブ人の宮廷詩人アハメッド(アントニオ・バンデラス)が、お告げによって謎の化け物を討伐するヴァイキングの戦士団の一員に選ばれてしまい、戦いに巻き込まれていくファンタジー・アクション。『ジュラシック・パーク』のマイケル・クライトンが原作の映画です。

装備などの歴史公証ではなく見栄えが優先されていますが、サガやエッダ的とも捉えられるファンタジー作品であり、ヴァイキングにアラブ人の非戦闘員が混じって戦士として成長していく東西交流の冒険譚は個人的に激熱でした。

決闘シーンとアラブ人の主人公がヴァイキングの言葉を覚えるシーンが最高。興行的には振るわなかったようですが、ハマる人はきっとハマる作品です。

ベオウルフ/呪われし勇者(2007)

己の名を上げるため海を超えデンマークにやってきた戦士のベオウルフが、無敵の怪物グレンデルやドラゴンと繰り広げる壮大な戦いをフルCGで描いた筋肉叙事詩です。英文学最古の1本とされる「ベオウルフ」の長大な物語を、現代的解釈を加えながらコンパクトにまとめています。

ファンタジー・ファンが熱くなるドラゴンvs城などのド派手なシーンがありつつも、なんといっても最高なのは、ベオウルフが「グレンデルは剣が効かず、鎧も砕く相手だから、全裸になって肉弾戦」という脳筋戦術をとる対決シーン。英文学では昔から筋肉は正義なのです!

ヴァルハラ・ライジング(2009)

謎めいた片目の戦士「ワン・アイ」が聖地を目指すヴァイキングと共に繰り広げる旅を、北欧神話に重ねながら描いた、ニコラス・ウィンディング・レフン監督の作品。見た目や舞台はまったく異なるものの、『ドライヴ』、『オンリーゴッド』とつながりのあるキャラクターが主人公です。

スペクタクルがなく、淡々と暴力が積み重ねられる映画なので苦手な人も多いかもしれませんが、2作との根源的なつながりを見るためにもレフン監督のファンは必見。

また、『ヴィンランド・サガ』に影響を与えている『赤毛のエイリークのサガ』をベースにしたと思われるストーリーなので、ヴァイキング・ファン的にも興味深い作品となっています。

レフン監督の『プッシャー』で知名度を上げた、マッツ・ミケルセンがセリフなしに演じる「ワン・アイ」から発される只者じゃない感が最高にカッコイイので、それを目当てに見てもいいかもしれません。ゲーム『ウィッチャー』の映画版を作るなら、彼にゲラルトを演じてほしい!


クリスマスにファミリーで見るには向かないかもしれない作品が多めですが、七面鳥やフライド・チキンをむさぼり食う大宴会を友だちと開いて、中世の戦士の生きざまをみんなで鑑賞するクリスマス会なんていうのもきっと楽しいはず!

(C)2009 : Valhalla Rights ApS, One Eye Production, Blind Eye Productions, Scanbox
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image: YouTube
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