補聴器とワイヤレスイヤホンが一体になったNuhearaの新感覚「IQbuds」イヤホン

補聴器とワイヤレスイヤホンが一体になったNuhearaの新感覚「IQbuds」イヤホン 1

補聴器とノイズキャンセリングの間のような。

現在開催中のCES 2017の中で期待されるトレンドのひとつが、AppleのAirPodsのような「本当にワイヤレス」なイヤホン。

スタートアップ企業NuhearaIQbudsのイヤホンは、音質やデザインなんかが優れている他社製品とは一線を画す、ワイヤレスのイヤーバッド+補聴器が一体になったイヤホンです。音楽を聞くために特化しているものではなく(もちろん普通のワイヤレスイヤホンとして音楽も聞けますが)、周囲の雑音を抑え、人混みの中でも一緒に話す人の声が聞こえやすくなるという特徴があります。

Nuhearaは、2016年にIndiegogoでクラウドファンディングを成功させ、IQbudsを出荷。そして今回、CES 2017で最終製品版を展示し、今年3月に300ドル(約3万5000円)で、満を持して一般発売を開始します。

この「拡張型」イヤホンは、補聴器との類似点がいくつかあります。しかし、IQbudsは医療機器ではないため、米食品医薬品局(FDA)の基準では、いわゆる医療系製品には分類されません。Nuheara共同設立者のDavid Carrington氏は「軽い難聴に悩まされている人や、騒がしいレストランやバーで会話したいと思う人などをターゲットにしていきたい」と話しています。補聴器と従来のノイズキャンセリングヘッドフォンのちょうど間をとった製品というところでしょう。

補聴器とワイヤレスイヤホンが一体になったNuhearaの新感覚「IQbuds」イヤホン 2

また、IQBudsはiPhoneやAndroidのスマートフォンアプリを通して、自分自身に適した聴力のモードをプリセットとして登録ができます。

例えば「レストランモード」にしたら、店内の音楽や周囲の騒音、人々の話し声の音量が調整され、目の前で話している人の声の音量を増幅させます。発売前のプロトタイプ版を試しましたが、良い感じで、混雑したレストランの中でも一緒に話していた人の声が増幅され、周囲の雑音は見事にかき消されていました。IQbudsを外してみた瞬間、それまで全然聞こえなかった騒音・雑音にちょっとびっくりしたくらいです。

もちろん、普段使いのハイファイなワイヤレスイヤホンとしても使えます。前述のAirPodsほどスリムではありませんが、耳には心地よく感じました。サイドにあるタッチコントロールでイヤホンを操作できるのも良いですね。バッテリーは、Bluetooth接続で音楽を聞くなら16時間、補聴器では32時間持つというのも素晴らしい。

300ドル(約3万5000円)という値段もありますし、このタイプの製品は万人向けではないでしょう。それでもワイヤレスイヤホンが欲しくて、周囲の音もコントロールできたら最高、なんて思っているならば、この製品が未来を見せてくれるはず。

CES 2017:
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image by Christina Warren / Gizmodo US
source: Nuheara IQbuds

Christina Warren - Gizmodo US[原文
(mayumine)

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