インスタントカメラが写す「懐かしさ」って何? #グリならギズなら

170131_giz_glitty_top.JPG

新しくスタートした連載「グリならギズなら」。

都会に住む感度の高いアラサー女子に向けた兄弟メディア、グリッティと連動し、ガジェットや動画、アプリ、アクティビティなどなど、テックフレンドリーなモノ・コトについて、それぞれの視点で語っていきます。

休みは家でゴロゴロしてるだけじゃもったいない。

年末にはテレビを見たり、ネトフリを見たり、家でごろごろしながら過ごした方も多いのではないでしょうか。家族と過ごす時間があり、世の中がみんなお休みムード、学校や仕事のストレスもなくて、「何気ない日常」が素晴らしいことに気づくタイミングかもしれません。そこで私はインスタントカメラを片手に、この素晴らしき世界を捉えるために外に繰り出してきました

27枚撮りの富士フイルム「写ルンです」で撮影した写真の数々は、どれも懐かしさがこみ上げるような仕上がり。でも、その懐かしさはなにが生んだものなのでしょうか、質感?色味? 写真を振り返りながらみてみましょう。

***

170129_giz_gli_ pic_1.JPG

年末は沖縄に行ってきました。出発前、羽田空港からの景色には、奥にうっすらと富士山が見えます。窓枠と外の陰影がはっきりとしています。

170129_giz_gli_pic_2.JPG

飛行機の窓からの景色。少しぼんやりした質感は、雲の感触や空の空気感が伝わってきそうです。

170129_giz_gli_pic_3.JPG

沖縄のスピリチュアルスポット、大石林山での一枚。岩肌に見える木や階段などが、ちょっとミニチュアっぽく見えるのが面白いですね。

170129_giz_gli_pic_4.JPG

空と海の青さが一緒だ……。地平線の果てではつながっていそう。

170129_giz_gli_pic_5.JPG

元旦には東京に戻ってきました。年初めに花に水をやるおばあちゃん。躍動感があって、光の差し込みがかわいくおばあちゃんを照らします。

170129_giz_gli_pic_6.JPG

初詣は増上寺に行ってきました。背景の東京タワーはもやっとした空気に覆われていて、増上寺との距離感がよくわかりますね。

「懐かしさ」ってなんだろう

インスタントカメラで撮った写真を見た時に懐かしさを感じるのは、フィルムカメラが持つボケ光の入り方荒い質感色味が大きく作用しているのは明らかです。それはフィルムカメラが主流だった時代があり、その時代を生きていた私たちに当時を思い出させるからでしょう。

しかしそれ以上に感じたのは、写真は景色だけでなく感情まで記録してくれるものだということ。

インスタントカメラは27枚撮りという限られた枚数や、現像するまでどんな写真になるかわからないからこそ、ここぞという時にしかシャッターを切りませんし、一枚一枚への思い入れが強くなります。そうして撮影された写真には、撮った人が目で見て、耳で聞き、心で感じた景色が写されているのかもしれません。フィルムカメラに懐かしさを感じるのは、その場所の空気や匂い、音、記憶、感情が宿っているからなのではないでしょうか。

今ではスマホのカメラやデジタルカメラが主流になって忘れ去られてしまったインスタントカメラ。まだコンビニにも売っているので、お休みの日に片手に持って、外へ繰り出してみてはいかがでしょうか。

グリッティは最近どんなテクノロジーに興味ある?

170129_giz_gli_pic_7.JPG

(ギズモード・ジャパン編集部)