科学者も反トランプで行進! Women's Marchの次は「March for Science」!

  • カテゴリー:
  • News

科学者も反トランプで行進! 「March for Sience」

トランプ政権発足から1週間、危機感すごいです。

この1週間で、ドナルド・トランプ新大統領は政府機関所属の科学者に対し、自身の「約束」をきっちり守ってきました。この短期間でホワイトハウスは、環境保護庁(EPA)農務省(USDA)に対して外部への箝口令を敷き、大統領就任式が閑散としてたっていう「事実」をRTした国立公園局のTwitterも停止させました。

このような事態に、全米、そして全世界の科学者たちが、震撼しています。The Washington Postによると、米国疾病予防管理センター(CDC)も、長らく準備してきた気候変動に関するイベントを突然中止してしまいました。

瞬く間に広がった科学者の声

そこで科学者たちが今、動き始めています。大統領就任式翌日の「Women's March」は首都ワシントンD.C.で50万人、世界的には500万人近い参加者を集めたと推定されていますが、科学者たちも同様の行進イベントを起こそうとしているようです。「March for Science」と題したそのイベントはまだ計画初期段階ですが、1月23日に立ち上がった@ScienceMarchDCのTwitterアカウントには続々と人が集まり、記事翻訳時点ですでに22万人以上のフォロワーがついています。

March for Scienceへの呼びかけはRedditの中の「r/politics」セクションで始まり、瞬く間に広がっていきました。今はMarch for ScienceのTwitterのアカウントに加え、ハッシュタグ#ScienceMarch専用ウェブサイトFacebookページRedditの専用セクションもできています。まだ日程も決まっていませんが、Women's Marchにならっておそろいのキャップをかぶるかとか、スピーカーに誰を呼ぶかといった話題で盛り上がっています。

March for Scienceを企画しているのは、サイエンスライターで公衆衛生学研究者のCaroline Weinbergさんと、テキサス大学健康科学センターの博士研究員、Jonathan Bermanさんです。彼らの元には、Googleフォームでの行進への参加を申し込みがあふれんばかりに押し寄せています。

「私たちの動機はとてもストレートです」Weinburgさんは米Gizmodoにメールで語りました。「世界中の科学者が、トランプ政権による反科学的行動に不安を感じています。まだ1週間も経っていませんが、すでに資金凍結や、科学者が自らの発見を社会に伝えることに対する制限(それが税金でまかなわれた研究でも!)などがありました。こんな行為はばかげていて、方針として許すわけにはいかないのです」

科学者じゃなくても参加OK

Women's Marchと同じように、March for Scienceは参加者を幅広く募っています。参加するには科学者である必要はなくただの科学好きでOK、誰でも科学の大事さを訴えられます。またMarch for ScienceはワシントンD.C.での本家イベントだけでなく、他の場所での開催やそれをとりまとめる人の参加も呼びかけています。

「私にとってこの行進は大事です。『事実』が主観的な言葉になってしまったように感じられるからです」コロンビア大学の天文学部の広報活動ディレクターのSummer Ashさんはメールで語りました。「科学がどんな仕組みなのか、科学が生活にどんな役割を果たしているか、十分な人が理解していません。それは携帯電話だけではないのです」

「科学は食事のあり方や、家の電力をどうするか、子育てのあり方などなどの裏側にあるのです」とAshさん。「科学とは、信仰するものではありません。それは、物事/世界/宇宙がどのように動いているかを理解するためのツール/プロセスなのです」

トランプ政権下で資金削減で一番苦しめられそうなのは、政府機関に属している科学者たちです。その彼らも、March for Scienceに参加すると言っています。

「新政権がやっていることは、私のオフィスにいる人たちが今まで見てきたことすべてを超えています」政府機関技術者の匿名希望さんは語りました。「これまで30年以上も、米国内の水資源の研究をしてきた人たちがいます。我々とEPAの契約は今、宙に浮いてしまいました。我々の資金がどうなるか、まったくわかりません。」

「私は行進します、だってもうでたらめにはうんざりだから。」科学系政策提言グループ「憂慮する科学者同盟」の科学・民主主義センター所長代理のMichael Halpernさんは、彼の同僚の多くが行進に参加する準備をしていることに驚かないと言います。

「この行進への関心がこれほど高いということは、事実が今もみんなにとって重要であり、民主主義における科学の役割を損なおうとすれば直接的な抵抗があるということです」と彼は言っています。「これはまだ、科学の独立性を守り、EPAのような政府機関で働く科学者を擁護し、公衆衛生や環境の脅威から米国人を守ろうとするムーブメントの始まりに過ぎません

誰もが抱える不安と危機感

この行進に参加を予定する人たちのすべてが科学者ではありません。気候変動の存在やワクチンの有効性を否定するような政権下で子どもの将来がどうなってしまうのか、不安視する親たちもたくさん参加しようとしています。

「私は科学を支援するために行進したいです。私は事実を信じているからです。」ニューヨーク市ブロンクス在住で2人の男の子の母親は言いました。「私はデータを信じています。私は子どもたちに(そして率直に言えば大人にも)教育を受けてほしい、そして正しい情報源を理解し、適切な参照先から引用してほしいのです」

でも、このイベントの別のサポーター、金融を専攻する博士課程のある学生は、より端的に言います。

こいつヤッちまえ(Fxxk this guy)」

トランプも? 口の悪い人のほうが正直という研究結果

image: @LDMay
source: March for Science, Twitter(1, 2), Reddit(1, 2), Facebook, People, Google フォーム

Rae Paoletta - Gizmodo US[原文
(福田ミホ)

あわせて読みたい

    powered by CXENSE