赤ちゃん専用のMRI検査が初導入…未熟児の治療レベルが大幅に向上

赤ちゃん専用のMRI検査が初導入…未熟児の治療レベルが大幅に向上 1

おもちゃのような本格マシン!

身体の異常を精密レベルで診断できるMRI(磁気共鳴画像)検査。専用の大きな筒状の機械のなかを通さなければ検査ができないため、じっとしていられない赤ちゃんにMRI検査を受けさせるのは至難の技とされてきました。

しかしながら、このほど英国はシェフィールドのJessop Wing Maternity Hospitalの産婦人科は、なんと赤ちゃんのために12年越しで設計開発された、ミニチュアサイズのMRIを新導入。シェフィールド大学の研究チームがアイデアを出し、GE Healthcareによって製造された超小型MRIは、まだ世界に2台しかなく、同病院で未熟児の治療に大活躍しているとのことですよ~。

脳に障害を有する赤ちゃんの容態は、とりわけ不安定だ。突然、呼吸を停止したり、予想外に血圧が変動することもある。こうした事態が生じるとき、新生児室のスタッフが、そのまま事情に通じて対応できるなら、大いに助けになるし、安全性も増すことになる。

シェフィールド大学のPaul Griffiths教授は、このように語り、新たなMRIの効果性を強調しました。同装置は、特別な検査室を用意せずとも、新生児室にそのまま設置することも可能なコンパクト仕様のため、生まれたばかりの容態が安定しない赤ちゃんを、院内で別の科へ移すことなく、そのまま検査治療できるメリットが非常に大きいとされていますね。

すでにこの赤ちゃん専用の新しいMRIで治療を受けた新生児は約40名に上ります。いままでならば診断が困難だった脳の異常などが、未熟児でもMRI検査を受けることで早期発見され、適切な治療で貴重な生命が救われてきたとのことですよ。今後は、もっと多くの病院への導入も計画されており、そのうち日本国内でも恩恵にあずかれるようになるかもしれませんよね。

image: Mosaic Science - Vimeo
source: The University of Sheffield, Mosaic Science - Vimeo

George Dvorsky - Gizmodo US[原文
(湯木進悟)

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