まだまだ続く『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の撮影裏話

まだまだ続く『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の撮影裏話 1

知れば知るほどもう一度見たい。

『スター・ウォーズ』シリーズからのスピンオフ映画の第1弾『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』。劇場公開されてから1カ月経ちましたが、まだまだ興味深い撮影の裏話があるようです。YouTubeチャンネルLooperが、撮影裏話を伝えています。

こちらはLaughing Squidが取りあげたLooperによる動画。内容をおさらいしてみましょう。

『ローグ・ワン』のアイデアは『特別編』スタッフから生まれた

『ローグ・ワン』は、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』のオープニング・クロールで語られた部分を映画にした作品です。でもこれ、元々は『スター・ウォーズ 特別編』でVFXスーパバイザーとして関わったジョン・クノール氏(『ローグ・ワン』ではVFXスーパバイザー、製作総指揮、ストーリーに関わる)が、Lucasfilmが実写の『スター・ウォーズ』シリーズをやりたいという時に出したアイデアだったそう。その時はこのアイデアは実現されませんでしたが、ディズニーに『スター・ウォーズ』フランチャイズを買われた時にクノールは同僚たちにこのアイデアを紹介し、それがこうして映画へとなったのです。

『ローグ・ワン』の初稿にはオープニング・クロールがあった

『スター・ウォーズ』シリーズでおなじみのオープニング・クロールですが、この作品にはありません。でもその初稿にはオープニング・クロールがあったんです。オープニング・クロールが無くなった理由には、すでに『新たなる希望』で語られた部分をもう一度繰り返すことになるので不必要と考えられたため。また、Lucasfilmのキャスリーン・ケネディはスピンオフ作品なので差別化を図ったという話を語っています。

他の映画からのコラージュ版『ローグ・ワン』が存在する?

『ローグ・ワン』の編集者たちが明かしたところによると、本作では脚本を元に作り始めるのではなく、何百という他の映画のフッテージを切り貼りしたコラージュ版を作り、シーンごとにどれだけセリフが必要かを判断するという行程で作られたそう。こうすることで、どのシーンにどれだけの時間がかかるかもわかるため、より脚本を細かく割ることができたとのこと。そのコラージュ版が見てみたいですね―。

アラン・テュディックのメタすぎるカメオシーンはカットされた

K-2SOを演じたアラン・テュディックは、あるシーンでパイロット役としてカメオ出演するはずでしたが、そのシーンはカットされたんだそう。興味深いことに、テュディックがカメオで演じたのはウェブコメディーシリーズ『Con Man』で彼が演じるWray Nerely役でした。このWray Nerelyという役は、「打ち切りになったカルトSF番組」に宇宙船パイロットとして出演して有名になって以降、SF以外で役がもらえないし、本人は嫌々ながらもファンコンベンションなどにゲストで招かれたりして苦悩する役者Nerelyを主人公に描いたコメディーです。

実はこの番組の役自体が、実際に「打ち切りになったカルトSF番組」である『ファイヤーフライ 宇宙大戦争』に宇宙船パイロット役として出演していたテュディックのセルフパロディ―となっています(番組には他にも『ファイヤーフライ』に宇宙船の船長役で出演したネイサン・フィリオンもセルフパロディーとして登場します)。つまり要約すると、K-2SO役のテュディックの過去出演作をパロった番組の中で彼が演じているキャラ役でカメオ出演するはずが、カットされた、ということです。

C-3POがK-2SOに苦言

C-3PO役としておなじみのアンソニー・ダニエルズは、『スター・ウォーズ』シリーズを通して撮影中はずっとC-3POのコスチュームを着ていなければなりませんでした。一方のK-2SO役のアラン・テュディックは、ドロイドのコスチュームではなく、「イタリアチームのリュージュのコスチューム」みたいな服を着てスティルツ(竹馬)に乗っての撮影でした。

アラン・テュディックが語るところによると、アランに会ったアンソニー・ダニエルズが「ちょっと待てよ、キミは実際のロボットのコスチュームを着るのか、それともモーションキャプチャーなのか?」と尋ねたそう。テュディックが「モーションキャプチャーです」と答えるとダニエルズは「この*****野郎!」と答えたとのこと。

初代『スター・ウォーズ』からの初めての映像

『ローグ・ワン』の宇宙戦シーンでは、レッド・リーダー、ゴールド・リーダーの懐かしい顔が見れました。これらのシーンは本作のギャレス・エドワーズ監督がスカイウォーカー・ランチとLucasfilmを漁って見つけ出した『新たなる希望』からの未使用映像を復元して使用したものでした。

新たなる作曲家

『ローグ・ワン』では、これまですべての『スター・ウォーズ』シリーズの作曲を担当したジョン・ウィリアムズに替わり、ゲーム『メダル・オブ・オナー』シリーズや映画『カールじいさんの空飛ぶ家』、そしてJ・J・エイブラムスのTVシリーズ『エイリアス』、『LOST』、映画『ミッション:インポッシブル3』、2009年以降の『スター・トレック』映画シリーズなどで作曲を担当しているマイケル・ジアッチーノが担当。最近では『ドクター・ストレンジ』や『スパイダーマン:ホームカミング』などMCU作品の作曲をする彼ですが、『エピソード8』と『9』の曲作りは、サーガの作曲家、ジョン・ウィリアムズの手に戻ります。なお、動画では語られていませんが、『ローグ・ワン』の作曲者としては元々は『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』や『グランド・ブダペスト・ホテル』、エドワーズ監督作品『GODZILLA ゴジラ』などで作曲を担当したアレクサンドル・デスプラが予定されていました。

撮影現場にはピーター・ジャクソンも居た

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどの監督で知られるピーター・ジャクソンは、『ローグ・ワン』終盤のダース・ベイダー無双シーンの撮影に居合わせたそうです。エドワーズが『スター・ウォーズ』ファンのジャクソンにこのシーンを撮影する事を伝え、駆けつけたんだそう。ファンとしてはさぞ楽しかったでしょうね。


公開されてからも色々な裏話次々に聞こえてくる『ローグ・ワン』、舞台裏の話を知ってからまた見に行くと、新たな楽しみ方が見つかるかもしれませんね。

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image: YouTube
source: Laughing Squid, YouTube, The Mary Sue

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