映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の本編に予告編の一部シーンが含まれていない理由

映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の本編に予告編の一部シーンが含まれていない理由 1

後悔しないために全部やっとく!的な。

昨年末に公開されたスター・ウォーズのスピンオフ映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』ですが、特報や予告編にあったのに、本編には入っていなかったシーンがいくつかあったことにお気づきでしょうか? ギャレス・エドワーズ監督がその理由を語っています。

以下、『ローグ・ワン』のネタバレを含みます。

全米監督協会で行なわれた『ローグ・ワン』のスクリーニングで監督のギャレス・エドワーズが語った内容が、ポッドキャストThe Director's Cutで公開されました。その中で、予告編にはあったのに本編に含まれなかったシーンについての説明がされています。たとえば、最初に公開された特報の振り返りシーン(上GIF)、本編では無かったですよね?

なんでも撮影時には毎日「インディー・アワー」というモノに1時間が割かれており、そこではただなんの理由もなくいろいろな撮影を試していたんだそう。

(インディー・アワーは)これからやる撮影がただのランダムなものだってクルーに理解してもらうための手段だった。なんのための撮影って質問されても答えられないからね。ただ僕自身が美しいと思った瞬間や、「これは素晴らしいアイデアだ」と思ったものなどを撮影して、結局予告編の多くの部分でそれらのシーンが使われたんだ。

それがたとえば、先のジンの振り返りシーンだったりするのです。

撮影を終えて、(フェリシティ・ジョーンズが)次の撮影が行なわれるトンネルの先へと歩いていた。彼女が歩いて、誰かがライトを付けて、光のつく様子が「カチカチカチカチ」ってなって。誰かが彼女を呼び止めて少し振り返るのを見て「オーマイガー、今の素晴らしかった」と思ったんだ。そして「ストップ、ストップ、ストップ!」と言ってみんなをストップさせた。「10秒しかかからないから、カメラ回して」…もちろんその10秒が30分になって、多分17テイクやったと思う。結局それが終わってから「今の撮影はなんのためだったんだ?」という感じがしてきたけど、僕にとっては、自分でもわかんないけど良いと感じたんだ。

ただ、エドワーズはそのシーンのことを忘れていたと語っています。後にマーケティングが予告編のために編集前の映像を見て、そのシーンを使用することに決めたのだそう。作中に登場しないことは監督もわかっていましたが、それでも嬉しかったとのこと。

ベン・メンデルソーンのシーン(トップ画像)も同じように撮影されたものだそうです。あるシーンの撮影後、演技は終わったのにエドワーズはカットの声をかけず、ただ撮影を続けたそう。役に入っていた彼には「いい雰囲気があった」とのこと。

エドワーズはこの撮影手法は簡単なものではないとも認めています。撮影量が多すぎて編集がとても難しくなるのです。「スーパーマーケットを走り回るようなものさ」、「全部をカートに入れちゃうんだけど、みんなに、それで何作るの?って聞かれる。わかんないよ、でも店が後10分で閉まるし、もう戻ってくること無いから全部入れてしまうんだ」とエドワーズ。

今回の内容はこちらの18:30あたりからとなっています。スクリーニングでのディスカッションには若かりし日のハン・ソロを描くスピンオフの共同監督クリス・ミラーも登壇し語り合っていますので興味のある方はどうぞ。

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image by Rogue One, Disney/Lucasfilm
source: Directors Cut

Germain Lussier - Gizmodo io9[原文
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