映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で旧キャラたちをCGで再現した方法

映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で旧キャラたちをCGで再現した方法 1

これがILMの本気。

映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の少し前を描いたスピンオフ作品『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』では懐かしい顔ぶれが1977年の『エピソード4』当時の姿で登場して観客を驚かせてくれました。

米テレビ局ABCの報道番組『Nightline』が本作の特殊効果を手がけたILM(Industrial Light & Magic)本部を取材し、どうやってこの再登場を可能にしたのかを、最新技術の舞台裏とともに明かしています。まだ『ローグ・ワン』未見の方はネタバレ注意です。

こちらはio9が取りあげたDisney傘下のABC Newsによる動画。

先日亡くなられたレイア姫役のキャリー・フィッシャーと1994年に亡くなったウィルハフ・ターキン役のピーター・カッシング。彼らを1977年の『エピソード4』当時の姿で撮影することはもう無理ですが、『ローグ・ワン』では最新技術によってリアルに再現された姿で登場しました。

まずピーター・カッシングの再現には18カ月近く掛かったとのこと。スタッフはカッシングの動きや表情を再現するため、『エピソード4』での登場シーンを何度も見直しました。カッシングのベースになる部分はガイ・ヘンリー(『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 1 & 2』のパイアス・シックネス役)という俳優が演じており、その表情をキャプチャーし、カッシングのCGモデルと組み合わせることで再現しているのです。しかしヘンリーの動きとカッシングの動きがマッチしないこともあり、フレームごとに直していく必要もありました。口を開ける時に上唇と下唇が少しひっつく感じなど、細かい部分にも気を配り、本当の人間に見えるようにしているようですね。ILMは1984年のコメディー映画『トップ・シークレット』のために作られたカッシングの顔型も入手。これは非常に役に立ったそうです。

キャリー・フィッシャーのベースになったのはノルウェーの女優Ingvild Deila(『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のノルウェーのシーンに出演している)。フィッシャーは以前、『フォースの覚醒』での出演について「私は年を取ったの。でも誰も言ってくれなかった。そしたらスクリーンにデカデカと映されて、しかもアレよ、ハイビジョン画質でよ」と語っていましたが、『ローグ・ワン』でのレイア姫の登場はフィッシャーの許可も得た上で彼女も関わって行なわれており、完成したものをフィッシャーも大変気に入っていたとのこと。

どちらも非常にリアルだと見る人もいれば、「不気味の谷」だと見る人も。再現された二人を見てどう感じるにせよ、CGでできた人間をここまでハイレベルに再現できるのはさすがにビジュアルエフェクトに革新を起こしてきた『スター・ウォーズ』シリーズですね。

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image: YouTube
source: io9, YouTube

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