「トランプがロシアから直接支援を受けていた」とするメモ、公開される。トランプはフェイクニュースと一蹴

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「トランプはロシアから直接支援されていた」とする文書、公開される

これまた本当かどうかわからないまま、出ちゃったんですが。

今週はバラク・オバマ大統領がお別れの演説を行ない、いよいよ来週、ドナルド・トランプ米国大統領が正式に誕生することになっています。でもこのタイミングで、トランプがロシアから直接支援されていたことを示す文書の存在をCNNが報道し、さらにBuzzFeedその内容を全文公開しました。ただしこの文書、本当に真実が書かれているのかどうかは検証されていませんし、検証できそうもないので、以下、眉ツバしながらご覧ください。

この文書はいくつかのメモを集めて合計35ページになるもので、日付は2016年6月から12月まで半年ほどにわたっています。元イギリスの諜報員が、ドナルド・トランプの政敵向けに作ったもの、と言われているそうです。最初の部分に、こんなサマリがあります(強調は筆者)。

・ロシア政権は、過去少なくとも5年間にわたってトランプを手なずけ、支援してきた。ウラジミール・プーチン大統領が後押しするその目的は、西側の同盟国を分断することである。

・ロシアはトランプをさらに懐柔すべく不動産ビジネスを有利に進めるような提案をしてきた。トランプはそれには乗っていないものの、民主党や政敵に関する情報提供は受け続けてきた

・ロシアの元諜報機関員によれば、ロシア連邦保安庁(FSB)はトランプがモスクワ滞在中に、変質的な性行為などのトランプの弱みをつかみ、それをネタに彼を脅迫している。その性行為は、FSB自身が手配し、監視していたものだった。

・ロシアはヒラリー・クリントンの情報も長年集めていて、モスクワ滞在中に盗聴するなどもしたが、恥ずかしいネタは集まらなかった。集めた情報はプーチンの直接配下で管理されていた。この情報はトランプも含めて外国には渡っていない。

…って、つい「変質的な性行為」ってとこに目が行ってしまうんですが、これは具体的には、「モスクワのリッツカールトンホテルのオバマ大統領夫妻が以前泊まった部屋に娼婦を複数人呼んで、ベッドの上で『ゴールデンシャワー』(放尿)ショーを披露させた」ことだそうです…。尿フェチとか、あのトランプならバラされても平気なんじゃないかという気がしますが、他にもロシアで奇行を重ねていたので、ロシア当局としては「恥ずかしいネタが十分集まったから、したいときに脅迫できる」と判断したそうです。

尿のくだりはともかく、これらがすべて事実なら、このまま大統領になっちゃってほんとにいいのかな?と思われる内容です。それに、ロシアが今回の大統領選を操作してたこととか、トランプがこれまでやたらプーチンに好意的だったこととか、いろいろと符合して、「そんなバカな」というよりは「やっぱりそうなの?」と思う人も少なくないことでしょう。

でも最初に書いたように、この内容は検証されていませんし、当然本人も否定しています。CNNの報道直後、「フェイク・ニュース、政治的魔女狩りだ!」とツイートしています。

さらに11日(現地時間)、選挙後初めて開いた記者会見では、この文書の存在自体は認めつつ、内容はやっぱり「フェイク・ニュースだ」と一蹴。このニュースを最初に伝えたCNNの記者の質問を拒否する一幕もありました。

じつはこの文書、選挙期間中から出回っていたそうで、主な政治家とかジャーナリストはその存在や内容をみんな知ってたんだけど、検証されてないってことで、公にはしてなかったんですって。でもBuzzFeedは、「米国政府の最高レベルで出回っていた次期大統領に関する噂について、米国民が自分自身で判断できるように」という意味で公開に踏み切った、と説明しています。

何カ月も前から出回ってて検証されてないってことは、これから裏が取れる可能性も低そうです。でも雑誌ペントハウスは今、トランプの「ゴールデンシャワー」の動画を提供してくれる人がいたら100万ドル(約1億1500万円)支払うと言って絶賛募集中です…って、そこなんですか?

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top image: JStone / Shutterstock.com
source: CNN, BuzzFeed, DocumentCloud, Twitter 1, 2, 3, Gizmodo US

(福田ミホ)