映画『ファイト・クラブ』を手がけたVFXアーティストの脳内に入れるVRコンテンツ『Blortasia』

癒やしの抽象芸術空間が広がります。

日頃お疲れの皆さまに、VR空間でアートによるリラクゼーションはいかがでしょうか? しかもそれが、映画『ファイト・クラブ』や『スピード・レーサー』、それに『ゴーストライダー』などで視覚効果スーパーバイザーとして活躍したケビン・スコット・マックさんによるものであれば、ちょっと向こうの世界に飛んでみたいと思いませんか? 

今回ご紹介するのは、極彩色に溢れ、進化する有機的な立体造形の中をフワーっと飛行するだけのVRコンテンツ『Blortasia』。まずはトレーラーをご覧ください。

こちらはUploadVRが取り上げたShape Space VRによる動画でした。

マックさんは『グリンチ』、『バニラ・スカイ』といった映画作品の視覚効果も手掛けており、『奇蹟の輝き』ではアカデミー視覚効果賞を獲得したアーティスト。そう聞くと思わずこの世界観に納得ですね。ご本人はこのようにコメントしています。

『Blortasia』は幻想と自然、テクノロジーや神経科学、それに人工生命や物理学に影響を受けて作りました。これまでずっと、私が人生で培ったアートの世界に人々がVRで飛び込むことができたら……と夢見ていたのです。

この『Blortasia』は、マックさんが以前に制作したVRコンテンツ『Shape Space VR』の拡張版とのこと。『Shape Space VR』はAMD社が開発するGPUブランドRadeonが主催したVRアワード「The Proto Awards」で低予算作品限定のベスト・インディペンデント・エクスペリエンス部門で最優秀賞にノミネートされた作品でもあります。

以下はその『Shape Space VR』の映像です。

VRでグニャグニャした空間を体験できるコンテンツには、以前にお伝えした爆笑ホラーな『モッシュピット・シミュレーター』や、VRペイント・ソフトで描いた映画『ドクター・ストレンジ』の360度動画などがありましたね。サイケでトリッピーな本作はマック氏の実験コンテンツであるものの、そのグニャグニャが人々に癒やしを与えるように設計されているのです。

実は4歳の頃からこうした世界が視えるようになったマック氏。そこに科学や芸術、それに精神的な要素を加えVRで再現したのがこの『Blortasia』なのです。

本作は1月6日にSTEAMでリリースされたばかり。現在はHTC Viveのみでお楽しみいただけるコンテンツだそうです。アートで癒やされたい方はぜひどうぞ。

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image: YouTube
source: UploadVR 1, 2, YouTube 1, 2, STEAM

岡本玄介