『スター・ウォーズ』の小説でジャー・ジャー・ビンクスのかわいそうな運命が明らかに

『スター・ウォーズ』の小説でジャー・ジャー・ビンクスのかわいそうな運命が明らかに 1

ジャー・ジャー嫌いのファンたちもこれで納得?

『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』以降、一体どうなったのか謎だった銀河一のお騒がせものジャー・ジャー・ビンクス。そんな彼が『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』以降どう過ごしていたかが判明しました。

その答えは先日もちらっとご紹介した正史小説Aftermath: Empire's End』の中にありました。チャック・ウェンディグ著の正史三部作『アフターマス』シリーズは、『ジェダイの帰還』以降のスター・ウォーズの世界が描かれています。既にこのシリーズでは主な登場人物たちが『フォースの覚醒』までにどうしていたかなど、さまざまな秘密が明らかになっています。

メインストーリーの間に挟まれる「Interlude」(幕間)章では、ベイダーと帝国亡き後の銀河の出来事が描かれているのですが、『Empire's End』の92ページには「Theedo, Naboo」(シード、ナブー)という幕間章が。シードは『エピソード1/ファントム・メナス』で登場した惑星ナブーの首都。ナブーはパドメ・アミダラ、シーヴ・パルパティーン、そしてジャー・ジャー・ビンクスら、銀河を大きく動かしていったキャラクターたちの出身星でもあります。ここでオビ=ワンとクワイ=ガン・ジンらがグンガン人のジャー・ジャーと出会っちゃったんですよね。

以下、『Aftermath: Empire's End』のネタバレ注意!

「シード、ナブー」の章では、幼い男の子が街を歩いていると偶然、道端で大道芸をしている年老いたグンガン人に出会います。男の子がこのグンガン人に自己紹介すると、老いたグンガンは「ミーはジャー・ジャー」と返します。ジャー・ジャー・ビンクスはなんと大道芸人となっていたのでした。

ジャー・ジャーは、過去に「まっずいミスしちゃった」ために今の状況にいると語ります。彼は過去の過ちのために世間から厳しい批判の目に晒されているのです。その過ちとは『エピソード2/クローンの攻撃』にて、彼がアミダラ元老議員の代理として参加した元老院会議の場で、アミダラ議員に相談することもなしにパルパティーン最高議長に非常時大権を与える動議を議会で提言してしまったことです。これが後のパルパティーンの強大な権力に繋がるわけで、ジャー・ジャーが非難されるのも当然といえます。

子どもたちが積み荷に乗って難民としてやって来るようになって以来、このグンガン人は子どもたちのために奉仕していた。毎日1、2回、子どもたちのための大道芸を披露しているのだ。マジックも、ジャグリングもする。転んで、頭を左右に振り、肉付きの良い柄に入った目を回す。間抜けな音を出し、変な踊りを見せる。時には同じパフォーマンスが繰り返されることもある。時には違うことをしてみせたり、あなたが一度も見たこと無いようなこと、これからも見ることがないであろうことなどもしてみせる。数日前には噴水の真ん中にバシャリと飛び込んでから、彼自身を中に吹き出すような水流があるようなふりをしてみせた。まっすぐに飛び上がり、水しぶきとともにまた落ちるのだ。方位の印が描かれているところから別の方位の印まで、跳ねて行ったり来たりしていたが、しまいには頭を角にぶつけて、お尻をボトンとついた。頭を震わせ、舌を出して振る。子どもたちは皆笑った。そしてこのグンガン人も共に笑った。

子どもたちからは道化と呼ばれていた、「道化を呼んできて。僕らは道化が見たい。彼がグロンボの殻でジャグリングをする様子が、魚を空に吐き出してまた捕まえるのが、彼が踊って尻もちつく姿が僕たちは好きだ」と。

しかし、大人たちは違った。大人は彼について多くを語らない。彼に対して喋ることもない。他のグンガン人が彼を見に来ることも、またなかった。誰も彼の名前すら口に出さない。

そして男の子が彼にその理由を聞くのでした。なぜ誰も彼に話しかけないの?と。ジャー・ジャーはこう答えます。

「ミー、よくわからないよ」、グンガンはウームと音を出した。「ミーが思うに、ジャー・ジャーがまっずいミスしちゃったからかも。でっかいミスね。グンガンのボスたち、ミーを大昔に追放したんだ。ミー故郷に帰ったこと無いよ。これはナブーはミーがまっずい帝国を手伝ったと思ってるから」。

その後、ジャー・ジャーは自分も道化になりたいという男の子の助けになろうとするのでした。故郷の人々に追放され、無視されながらも道端で大道芸をする姿、そこに新たな友達ができるかもという一縷の希望を見せながら、章はここで終わります。果たして、ジャー・ジャー嫌いの人たちもこれで満足できたでしょうか? ジャー・ジャーは彼の行為を償うことができたでしょうか?

パルパティーンは非常時大権を行使し、クローン・トルーパーたちで構成された共和国グランド・アーミーを設立。クローン戦争を戦ったグランド・アーミーは後の帝国軍の前身であり、ジェダイたちを抹殺する指令「オーダー66」の実行部隊にもなりました。この出来事の発端に一役買ってしまったジャー・ジャー、その罪はきっと償いきれてはいないでしょう。正史小説『Aftermath: Empire's End』英語版は2月21日に発売です。

image: © Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved. via io9
source: Mashable

Germain Lussier - Gizmodo io9[原文
(abcxyz)

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