46℃の熱波でコウモリ大量死、海に逃げた市民をアオミノウミウシの毒針が襲う

46℃の熱波でコウモリ大量死、海に逃げた市民をアオミノウミウシの毒針が襲う

オーストラリア中東部を46℃の記録的熱波が襲い、オオコウモリが逆さ吊りのまま大量死するなど、世紀末的光景が各地で繰り広げられています。

10日にはシドニー国際空港の気温が42.9℃に達し市内の2月の最高気温を更新したのをはじめ、西隣のペンリス市は44.5C、首都キャンベラは39℃、ミルデュラは45℃に達し、35℃以上の日が計10日に達したことから、オーストラリア気象局が「観測史上最も暑い夏」の警戒を呼びかけました。

この影響で、翼幅90㎝にもおよぶハイガシラオオコウモリが数百羽大量死し、樹上でカラカラに乾いてしまっています。

一方、クイーンズランド州沿岸部一帯では異様な姿形のアオミノウミウシが大量発生してサーファーや海水浴客を毒針で襲い、63人がレスキューされました。こんなに緊急出動が集中したのは今回が初めてです。

山では森林火事が広がってるし、エアコンをつければつけたで計画停電や停電が各所で発生。ニューサウスウェールズ州政府のドン・ハーウィン・エネルギー電力担当相は、エアコンを26℃に上げて冷蔵庫の温度調整や消灯の節電対策に励むよう呼び掛けています。

ちょうどこの熱波の直前にはオーストラリア国立大学の気象学者ウィル・ステフェン氏のチームが、「35℃以上の真夏日の割合は今の年間12%から2030年には年間18%に増える」という最新の未来予想を発表したばかりでした。熱波は今より頻繁に長く暑くなり、干ばつ、山火事、洪水のトリプル苦がそれに追い打ちをかけるとのことです。

現に今でも熱波、干ばつ、山火事が日常なので、オーストラリアでは国民の80%近くが気象変動を現実の問題として受け止めています。涼しい国は気象変動に鈍感という説もありますけど、確かに「気象変動は中国が仕組んだデタラメ」と言い触らして大統領になってから「あれは冗談だ」で済まされるアメリカとはかなりの開きが…。

地球温暖化のせいで、英国の定番料理フィッシュ&チップスが消える?!

top image: オーストラリア気象局
source: オーストラリア気象局, Brisbane Times, ABC, Twitter 1, 2, 3, 4
参考: NHK, SMH, Independent

George Dvorsky - Gizmodo US[原文1, 2
(satomi)