ザッカーバーグ夫妻、ハワイの土地購入をめぐる訴訟を撤回

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ザッカーバーグ夫妻、ハワイの土地購入をめぐる訴訟を撤回

訴訟という名のオークションは中止に。

昨年12月、ハワイ諸島のひとつであるカウアイ島で、8件の訴訟を起こしたFacebook CEOのマーク・ザッカーバーグ氏。訴訟の相手は、すでに亡くなった人を含む地元民、数百人ほど。

ところが先日、この法的措置を撤回したことを地元紙のThe Garden Islandが報じています。

「よく考えてみると、今回の土地所有権保全訴訟でカウアイ島の歴史的な部分についても、きちんと理解する時間を割かなかったことを反省しています」と、ザッカーバーグ氏。

一体何が起きているのかというと、次の通り。

カウアイ島は自然保護の観点から土地開発が制限されているだけでなく、「クレアナ・ランド」とよばれる土地は19世紀半ば以降、原住民の遺産として先祖から引き継いだり、相続者で分け合ったりした区画を含んでいて、さらに土地所有者に自覚がないなど、複雑な理由が絡み合っています。

遡ること2014年、ザッカーバーグ夫妻は1億ドルを投じて、海辺にある700エーカー(約2.8平方キロメートル)の土地購入を計画していました。ところがその土地には、原住民が先祖から受け継いできた区画が含まれていて、なかには遺書や証書など文書記録のないケースもあったことから、購入した土地の一部の所有者がわからず、訴訟によって土地購入を確定させようとしていたのです。

「以前よりも状況を理解したいまは、ぼくたちが間違っていたことは明白だといえる」と述べるザッカーバーグ氏。先週に自身のFacebookで少々不満そうに「誤解させる話が多く出回ってる」と投稿していたのと比べると、ずいぶんと態度が違う...なんて声もあるようです。

ザッカーバーグ氏に限らず、こうした訴訟は稀でないのがハワイの土地事情。ちいさな区画を所有しているのが誰か見極めるのは簡単ではないようです。

しかしながら、ザッカーバーグ氏に対する地元の人々の怒りは収まらなかったようで、彼がすでに建てた180cmほどの壁を前に、数百人規模で抗議が行なわれる...なんていう話も。一時は、地元メディアで「法廷をオークション会場にして、ザッカーバーグ夫妻という最高額入札者が地元家族に土地を売ることを強いている」なんて言われていましたからね。

ザッカーバーグ氏が訴訟を取りやめたいま、実際に抗議が行なわれるのか、また彼が今後どのような動きを見せるのかはまだわかっていません。ただ公開文書では、環境保護家や土地所有者を含めて、地元民の方々と最善策を話し合う意向を示しているようです。

Facebook上で絶対ブロックできないアカウント、マーク・ザッカーバーグ

image: Panom / Shutterstock.com
source: The Garden Island, Facebook, Star Advertiser

William Turton - Gizmodo US [原文 1, 2
(Rina Fukazu)

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