高速移動可能なボストン・ダイナミクスの新たな二足ロボット「Handle」まるでローラースケーターのよう

高速移動可能なボストン・ダイナミクスの新たな二足ロボット「Handle」まるでローラースケーターのよう 1

ジャンプもできる、まるでローラースケーター!

ボストン・ダイナミクスが新たに開発しているのは、人間と同じく二足ながらも従来のものよりも高速な移動が可能となったロボット「Handle」です。YouTubeにアップされたリーク動画で、器用にバランスを取りながら、まるでローラースケートを履いた人間のような動きをするこのロボットが動く様子を見てみましょう。

ボストン・ダイナミクス創設者Marc Raibertがこの二足ロボットHandleを発表する場に居合わせた、ベンチャーキャピタリストのSteve Jurvetsonが動画をTwitterでシェアしています。

Handleの動画は3:40過ぎから。5分からは四本足ロボット「Spot mini」が壇上に登場、6:45当たりからは5本目の脚を出しての「ニワトリの頭の動き(手先の空間位置を固定して本体を動かせる)」や「缶つかみ」などを披露しています。

Handleは従来の二足歩行ロボットの関節の付いた足部を車輪に置き換え、セグウェイに乗っているかのようにバランスをとりながら移動します。不安定な地表をゆっくり歩けるATLASと違い、Handleはなめらかな地面の上しか移動できなさそうです。

でも凸凹の地面を歩けない代わりに、移動速度はとても早くなり、倉庫などの瓦礫やゴミがない環境ではより効率的に動けるようになっています。そして動画でデモンストレーションされているように、芝生の上は歩けるようですし、小さな壁は飛び越えることもできています。

荷物を運ぶためにデザインされたようで、Handleの自己バランス機能は、重いものを持ったときにもバランスを調整し、倒れずにいることができます。それに比べてATLASの上半身には限られた柔軟性しかなく、自分の足で立った時にできることは限られていました。

また、Handleは車輪が使われていることで、ボストン・ダイナミクスの他の二足歩行ロボットと比べてだいぶ安価に製造販売が可能だと、壇上でRaibertは語っています。

ボストン・ダイナミクスは2年前にGoogleの親会社Alphabetに買収され、今はなきロボット部門「Replicant division」の一部でしたが、現在Alphabetはボストン・ダイナミクスを売ろうとしているよう。その理由に関しては未だ推測の域を出ません。

Alphabetは当初ボストン・ダイナミクスの先進研究を消費者向け製品に拡大しようと考えていたものの、このような複雑なハードウェアの開発には数年なんてものじゃない長い期間が必要だということに今さら気づいたから売ろうとしているのでは、と考える人もいるよう。

新たなオーナーが見つかるのを待つ身となったボストン・ダイナミクス。このタイミングでのHandleの発表は、買い手にとってより魅力的な会社に見えるようにするためかもしれません。

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image: YouTube
source: YouTube, Twitter

Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文
(abcxyz)

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