メスにも、むしろメスにこそ。ニワトリの卵巣発達には男性ホルモンが重要!?

メスにも、むしろメスにこそ。ニワトリの卵巣発達には男性ホルモンが重要!?

身近なことも謎だらけ。

北海道大学は、ニワトリの発達男性ホルモンがどのように影響しているのかを調査するため、実験を行ないました。

種を問わず、男性ホルモンは「オスらしさ」を形成するのに重要です。ニワトリにおいても、トサカや骨格筋の発達、生殖や行動などのオスらしさに影響を与えていることはわかっているそうです。

しかし、卵からヒヨコが生まれるまでの「胚」の時期における男性ホルモンの働きに関しては、不明点が多くあったそうなんです。

そこで研究チームは、特定の遺伝子を減少させる実験方法である「ノックダウン実験」によって男性ホルモンの働きを弱め、経過を見守りました。

すると、オスの胚には異常が見られず精巣発達も正常であったにも関わらず、メスの卵巣発達には異常が見られたのだそう。さらに卵巣で見られた異常は、後の産卵にも影響する可能性が示唆されたんだそうです。

これにより、胚の時期において男性ホルモンの働きは、オスよりもむしろメスに重要であることが明らかになりました。

「男性」ホルモンなのにメスに重要、というのは面白い結果ですよね。

言うまでもなく、ニワトリの卵は世界中で食べられていますので、今回の研究成果は鶏卵産業の発展に寄与すると研究チームは話しています。

「歌う鳥」キンカチョウは、歌の音と音の「間」もきちんと理解しているらしい

image: Wikipedia, 北海道大学
source: 北海道大学

(渡邊徹則)