復刻版ファミコン用ワイヤレスコントローラー。より優れているのはどっち?

復刻版ファミコン用ワイヤレスコントローラー。より優れているのはどっち?

目下大人気発売中の復刻版ファミコン。唯一聞かれる不満はコントローラーのケーブルの短さですが、既にワイアレスコントローラーが複数発売されています。では、最高のコントローラーはどれなのでしょうか? 以下は米GizmodoのChristina Warren記者による2つのコントローラーのレビューです。

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発売から数カ月経った復刻版ファミコン、「NES Classic Edition」。未だに買うのが難しい任天堂のヒット商品ですが、あらゆる面で完璧なのにも関わらず、短いコントローラーのケーブルだけがネックになっていました。

本体についてくるコントローラーのケーブルは2.5フィート(約76cm)しかないので、テレビから離れてプレイするのにはやや難がありました。延長ケーブルを購入することもできますが、ワイヤレスのほうが便利なのはもう誰もが知っていることです。

現在、復刻版ファミコン用のワイヤレスコントローラーは主に2つあります。20ドル(約2,300円)の「Nyko Miniboss」と、40ドル(約4,600円)の8bitdo製「NES30 Classic Edition Wireless Controller Set」です。どちらもワイヤレスコントローラーですが、購入にふさわしいのは果たしてどちらなのでしょうか?

ペアリング

1 復刻版ファミコン用ワイヤレスコントローラー。より優れているのはどっち?

復刻版ファミコン本体同様、どちらのコントローラーもセットアップは簡単です。両方のドングルを本体正面に差し込んでボタンを押したらすぐにペアリングが始まりました。

Nyko Minibossはいつでも瞬く間にペアリングが完了しましたが、8bitdoはレシーバーのボタンを押さねばならず、やや煩雑でした。しかもコンソールをリセットする毎に再ペアリングせねばならず、ワイヤレスの意味がなくなってしまいます。ゲームを遊ぶ度にペアリングする必要はなかったものの、一度、二度でも煩わしく感じてしまいました。

勝者: Nyko Miniboss

電池の持ち時間

テスト中は、どちらも電池を使い切ることができませんでした。カスタマーレビューによると、Nyko Minibossは電池が少なくなると少々ラグが発生するそうです。Nykoは15時間の連続使用を約束している一方、8bitdoはNES30が20時間はもつとしています。

どちらも充電にはmicro-USBケーブルを使用しますが、Minibossはケーブルがついてきません。自分の持っているケーブルでも良かったのですが、代わりにコンソール自体のパワーケーブルで充電していたので、その間はゲームはおあずけでした。

勝者: 8bitdo NES30

多用途性

2 復刻版ファミコン用ワイヤレスコントローラー。より優れているのはどっち?

8bitdo NES 30の利点と、Nyko Minibossの倍の値段である理由の一つは、ドングルの「Retro Receiver」が複数のコントローラーに対応しているからです。全ての8bitdoコントローラーやアーケードスティックがペアリング可能なはずです。また、PS3、PS4、WiiMote、あるいはWii U ProコントローラーもNESに使えるので、NES30のコントローラーでは小さすぎるという方にも有用かもしれません。

しかし最も素晴らしいのは、NES30コントローラーは通常のBluetoothコントローラーとしても使えるので、自家製エミュレーションシステムでも遊ぶ時も使えることです。

それに対し、Nyko Minibossのドングルは一緒に梱包されているコントローラーとしか作動しません。一応、WiiやWii Uにドングルを差し込めば、復刻版ファミコンについてこなかったファミコンのゲームもバーチャルコンソールで遊ぶことができます。例えば『River City Ransom(ダウンタウン熱血物語)』などですね。

勝者: 8bitdo NES30

操作性

3 復刻版ファミコン用ワイヤレスコントローラー。より優れているのはどっち?

Miniboss(左)に対して、8bitdoコントローラー(右)のエクストラなボタン2つに注目。

ワイアレスの性能や充電の持ち時間が良くても、操作性が悪くては意味がありません。どちらのコントローラーも、オリジナルのシャープな角をもつファミコンコントローラーにそっくり似せたものではありません。そもそもボタン配置からして、スーパーファミコンのコントローラーのように斜めに並んでいます。

実際、8bitdo NES30はA、B、X、YボタンにLとRがあるため、ファミコンの形をしていますが、スーパーファミコンにそっくりな配置です。一方Nyko Minibossはオリジナル同様ボタン2つと方向キーのみです。

どちらも『Punch-Out!!』や『Super Mario Bros.3』などをプレイするのには問題ありまでんでしたが、Minibossの小さい方向キーは私の親指にシックリきませんでした。NES30は余分なボタンがあるのにも関わらず、操作感はファミコンに驚くほど近いものでした。

またNES30は、復刻版ファミコンの大きな問題を解決する画期的な物を詰め込んでいます。コンソールのホームスクリーンに戻るショートカットボタンがあるのです。これにより、真のワイアレスファミコンを達成しています。ソファーから立ち上がることなくゲームをスイッチできるからです。

勝者: 8bitdo NES30

結論

4 復刻版ファミコン用ワイヤレスコントローラー。より優れているのはどっち?

倍の値段しますが、復刻版ファミコンにはこちらのコントローラーがベストです。

どちらのコントローラーも、復刻版ファミコンをよりモダンなゲーム機にしてくれます。しかし、8bitdoコントローラーの方が、例え倍の値段でも、ほぼ全ての面で優れています。もし『Dr.Mario』を軽くプレイしたいだけなら、その価値はないかもしれません。それならMinibossを2つ買えば、自分の番を待っているルームメイトと一緒に楽しむことができるでしょう。

しかし長期的に見れば8bitdo NES30の方が満足度は高いでしょう。使い心地がより良く、電池も長持ちし、わざわざソファーを立たなくてもホーム画面に戻れるからです。

勝者: 8bitdo NES30

images: Christina Warren/Gizmodo US
source: Nyko Miniboss, NES30 Classic Edition Wireless Controller Set, Amazon

Christina Warren - Gizmodo US[原文
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