ナイキのパワーレースシューズ「HyperAdapt 1.0」分解! 自動靴ひも調整にはどんな仕掛けが...?

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最新スニーカーも分解しちゃうよ!

昨年の発売時には、「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」のアイテムが現実になったということで話題になったナイキのHyperAdapt 1.0。映画さながらに自動で靴ひもが調整できる機能には、一体どんな仕掛けがあるのでしょうか? Mindtribeがこの近未来的なシューズを分解して調べました。

靴ひも部分の分解で最初に取り外せたのは、工業用繊維のFlywire。靴ひもを支えるように縫われていて、モーターが作動した時に靴ひもを締める役割を担っていました。

Flywireは靴底に配置された基板からアッパー部分の両サイドにあるプラスチックのチャネルへとのびていて、滑車装置のようになっているとのこと。見えない部分に糸を這わせて靴ひもを締めたり緩めたりできるようにすることで、モーターが作動した際には靴ひもを締めていくという仕組み。

ナイキのパワーレースシューズ「HyperAdapt 1.0」分解! 自動靴ひも調整にはどんな仕掛けが...? 2image: Mindtribe

MindtribeがHyperAdapt 1.0を隅から隅まで分解していった過程で、さらに興味深いこともわかりました。それは、将来的に機能が増える可能性です。というのも、内蔵されているペリフェラルコネクターにはいくつか使われていないピンがあり、さらに3pinヘッダーが接続されているものの、反対側は何も接続されていない状態だったのです。

Mindtribeいわく、これはナイキが今後、周辺装置を取り入れる計画があると示唆しているのではないかとのこと。彼らは余っているピンに接続されるものとして、歩くエネルギーでバッテリーを充電するシステム、Nike+iPod的なアクティビティートラッキング用の加速度計、あるいはHyperAdaptがアプリと連動しトラックやコートに近づくと靴ひもの締め具合を調節するBluetoothモジュールなどを挙げています。

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image: Mindtribe

靴本体の分解については、Mindtribeのウェブサイトで詳しく説明していますよ。

Mindtribeも述べていましたが、ウェアラブルや埋め込めるテクノロジーがスマートフォンからリストウォッチ、そして今や普段着へと進化していく過程を見られるのはとてもエキサイティングなことです。

Wiredが報じたところによると、その見た目からは想像もつかないほどテクノロジーが詰め込まれたHyperAdapt 1.0を作るため、ナイキはブレインストーミングに28年、そして研究開発に11年費やしたとか。その甲斐あってマイルストーンとなりそうな未来的なアイテムが実現した今、ファッション×テクノロジーはどんな方向へ向かうのでしょうか?

top image: Nike
source: Mindtribe, Wired

Michael Nunez - Gizmodo US[原文](たもり)