「VR(バーチャル・リアリティ)」特集

「PlayStation VR」に加え、Oculusの「Rift」やHTCの「Vive」、Microsoftの「HoloLens」など、群雄割拠のていをなすVR(バーチャル・リアリティ)の世界へいざなうコンテンツを集めました。

大人顔負け! 14歳の少年が開発したVR家づくりゲーム『VRホーム』

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大人顔負け! 14歳の少年が開発したVR家づくりゲーム『VRホーム』 1

休日もお小遣いも開発に費やしました。

14歳で『マインクラフト』のモッダー(modder:パソコンゲーム用の改造データを開発する人)だというダン・オニールくん。それだけでも凄いと思うのですが、さらに彼はVRゲーム開発もできる腕前を持っています。そしてできたのが、部屋の中で自由に家具を並べることができる『VRホーム(原題:VR HOME)』というサンドボックス・ゲームです。

14歳にしちゃぁ、ずいぶんとシブいゲームじゃないですか? トレーラーのあとは、ダンくんの開発のきっかけにも触れてみます。

Upload VRよりダンくんのチャンネルDan O'Neillの動画でした。

動画ではかなりの早回しで部屋が作られていきましたが、20個ほどのアイコン類から部屋に置きたい家具を選び、色やスタイルなどを変更していく進め方のようです。動画前半では暖炉の上に薄型テレビが掲げられ、黒い壁でフローリングのリビングが完成。

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ベッドの下にPCと机を置いて作業スペースを作ったり、さらにはビリヤード台やアーケードゲーム筐体を置いた娯楽室や、やたらとアメリカンな愛国心に溢れた部屋、ホームシアターなどなど、かなり思い通りにリアリスティックな部屋が作られるようです。

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開発には誕生日クリスマス、さらには習い事のスポーツまでもを返上して7カ月を要したとのこと。また、お小遣いを開発費に回しただけでなく、このゲームで稼いだお金も90%をさらなる開発費に回すという勤勉っぷり。

HTC Viveを手に入れた時、市場にはまだソフトが何もなかったんですよ。なのでUnityを使って自分であれこれ遊びだしたんです。

手始めに単純なアパートの部屋を作ってみたのですが、この出来栄えが良かったんです。それを2~3日遊んでから、部屋をデザインしてその中を自由に歩き回れたらかなり楽しい、ということに気付きました。そして翌日から開発に着手したのです。

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なんと彼はリリースから2分後Redditでスレッドを立て、上記の情報を書いてユーザーになってくれた人たちからのバグ報告や意見・質問などを受け付けるという、大人顔負けの行動力を見せつけます。

彼の父親もその掲示板に加わり、どのようにして息子にHTC Viveをトライさせたのかなどを書き込みました。「息子の笑顔がすべてを語ってくれましたよ」と書いたお父さんは、ダンくんに「もっと良いゲームに仕上げないと外出禁止ね」なんてジョークを飛ばすほど。家族のサポートもある、良い環境で開発しているのがわかりますね。

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ゲーム開発はこれが初めてだというダンくん。

過去数年に渡り『マインクラフト』のモッドを作りながらも、色んなプログラミング言語で遊んでいたんです。

そしてその経験がこの『VRホーム』に活かされています。たとえば『VRホーム』のimgurを見ますと、アーケード筐体はゲームボーイのエミュレーターになっていたり、何でも書けるホワイトボードがあったり、MP3MP4ラジオYouTubeのストリーミング、それにゲーム内のPCではネットができたりするのです。

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今後は更新を重ね、マルチプレイヤー対応にしたり、他所からモデルをインポートできるようにしたり、PDFでの本を作ったり、家具を増やしたり、まだまだやることはゴマンとあるとのこと。

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将来は現実世界で大きな家を購入したい、というダンくん。STEAMでは現在、早期アクセスゲームの段階で798円にてリリースされています。若き才能を応援する意味でも、HTC Viveをお持ちの方はご購入されてみてはいかがでしょうか?

あの懐かしきシュール世界へ、いざダイブ! 『チャリ走VR』がPS VRに登場

image: STEAM
source: Upload VR, STEAM, YouTube, Reddit, imgur

岡本玄介