NASA、今度は8年ぶりに行方不明の探査機を発見!

NASA、今度は8年ぶりに行方不明の探査機を発見!

見ぃーつけたっ!

宇宙探査機の中にはミッションの途中で行方不明になってしまうものもあります。しかしここ数年、太陽観測衛星「STEREO-B」の発見など、NASA行方不明になった探査機を見つけることに成功しています。そして今回は約8年前に地球との通信が途絶えてしまったインドの探査機を見つけだしたのです。

カリフォルニア州パサデナにあるNASAのジェット推進研究所(JPL)の科学者たちは、地上からのレーダー技術を使って2009年に打ち上げられ現在も活動しているNASAのルナー・リコネサンス・オービター(LRO)と、2008年に地球から飛び立ったインド宇宙研究機関(ISRO)月探査機チャンドラヤーン1号を発見しました。後者は約1.5メートル四方の小さなサイズなので捜しだすのが特に難しく、行方不明になったと思われていました。

今回の宇宙探査機の発見について、JPLのレーダー科学者のMarina Brozovicさんはphys.orgの記事で「LROのミッションのナビゲーターと連携していたし、どこにあったかという正確な軌道データがあったので、LROを発見するのは比較的簡単でした」と語っています。しかし一方で「インドのチャンドラヤーン1号は2009年の8月を最後に通信が途絶えていたので、探すのにはちょっとばかし探偵のような仕事ぶりが要求された」んだとか。

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インドのチャンドラヤーン1号 (image: Wikimedia Commons)

JPLのチームはまず、軌道推定を用いてチャンドラヤーン1号が月の約200km上空で極軌道上にいそうだと目星をつけました。それからNASAがゴールドストーン深宇宙通信施設にある約70mのアンテナを使って月の北極上空に向けてマイクロ波ビームを送り、探査機がビームを横切るかどうかを観察することに。すると観測中に小さな探査機のレーダーシグネチャを持った物体が2度も通り過ぎたのです。

その物体、つまり探査機から返ってくるレーダーのエコーは、330フィートを誇るNASAのグリーンバンク望遠鏡(ウェストバージニア州)とアレシボ天文台(プエルトリコ)で受信されました。その後3ヵ月の間に、同グループはさらに7回もエコーを観測したのでした。

チャンドラヤーン1号は、インドが初めて打ち上げた月探査ミッションでした。この探査機は2008年10月から2009年8月までの10ヵ月間の活動の中で、化学的かつ地質学的なマッピングを含むミッションの目的をすべて達成していたのです。

今回は地上からレーダーを放つことで、小型探査機を効率的に発見することができました。この方法は今後の月探査ミッション(有人でも)でも、おおいに役に立ちそうです。

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image: NASA, Wikimedia Commons
source: NASA, phys.org

Rae Paoletta - Gizmodo US[原文
(たもり)

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