実写映画版『攻殻機動隊』のゲイシャ・ロボットの仕組みが明らかに

実写映画版『攻殻機動隊』のゲイシャ・ロボットの仕組みが明らかに 1

ゲイシャ・ロボットの顔パカ間近で見てみたい!

ディスカバリーチャンネルの番組『怪しい伝説』やYouTubeチャンネルTestedで知られる特殊効果マン、アダム・サヴェッジが映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』の特殊効果を担当したWeta Workshopを訪れています。

Weta Workshopの創設者兼CEOのリチャード・テイラーによる解説と共に、予告編でも印象的だったゲイシャ・ロボットのマスクやアニマトロニクス、破壊された様子に体の中まで、電脳グロ注意でご覧ください。

動画はTestedより。

2:50あたりに登場するゲイシャ・ロボットの頭部分は、俳優が被るマスクになっています。ちなみにゲイシャ・ロボットの頭は『ウルヴァリン: SAMURAI』や『ARROW/アロー シーズン3』にも出演する福島リラの顔をスキャンしてデジタルで左右対称にしてつくられたもの。このマスクは主にヨーロッパの鼻の高い俳優が被れるようにしないといけなかったので大変だったとか。

このマスクは紐によりすぐに着脱可能で、中にはベンチレーション用のファンも搭載。マスクの鼻の穴から空気をマスク内に吸引します。中のフォームは、はずれないように顔の骨に当たるように調整してあり、目の部分はサングラスのようになっていて、外から見ると真っ黒ですが内側からならよく見えるようになっているとのこと。

6:30で紹介される球体関節人形状の胴体部分から露見した美しい内部構造部分では、「これを見ると、17、18世紀のオートマトンを称えるような映画『ヒューゴの不思議な発明』を思い出す人が多い」、「未来のテクノロジーだけど、手工芸品のような美しさを兼ね備えたものを作りたかった」と作品にかける情熱を語っています。また「『ブレードランナー』のアイ・メイカー(ハンニバル・チュウ)が一番いい例かもしれない。彼は素晴らしい能力で手工芸をモノの中に編み込む、それをここでやりたかったんだ」と語っています。

7:57からはパカっと開くアニマトロニクスヘッドが登場。顔の内部にあるギアが回っている様子も確認できます。オートマトンや時計職人的な内部の美しさと、電気式の開閉技術を組み合わせるのには、長年の経験で培った能力が必要だったとのこと。

9:40では開閉部分が内部構造にぶつかって壊れないようにと、マグネット式になった開閉パーツもみられます。また、開閉するパーツを元の場所にきっちりと戻るようにするのが非常に難しかったと語っています。私達が普段、何気なく開け閉めし、きっちり閉まるのが当然だと考えている車のドアもエンジニアリングの賜物で、「車のドアも驚くほど複雑なんだ。ヒンジがきちんと動くかとか、ずれたりしないようにとか。このゲイシャ・ロボットもそれと同じような挑戦だった」とも。

Weta Workshopは多いときには120人から150人の体制で本作に関わっていたそう。「あとでお見せしようと思っている骸骨も、化学的に数年前なら作ることができなかった」(結局その骸骨は動画には写っていませんが)との言葉通り、技術の発展、特殊効果の発展、どちらが欠けてもなし得なかった『ゴースト・イン・ザ・シェル』の映像。その努力の賜物を大画面で見れる公開日の4月7日が楽しみです。

やっぱりアニメとは結構違う!? 実写版『攻殻機動隊』新予告編

image: YouTube
source: io9, YouTube

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