CGじゃない! 実写映画版『攻殻機動隊』に登場する光学迷彩スーツの仕組み

CGじゃない! 実写映画版『攻殻機動隊』に登場する光学迷彩スーツの仕組み 1

映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』で特殊効果を担当したWeta Workshop。以前、アダム・サヴェッジがゲイシャ・ロボットのマスクやアニマトロニクスを見せてもらっていましたが、今回は予告編でも印象的だった光学迷彩スーツについて紹介してもらっています。

動画はYouTubeチャンネルTestedより。Weta Workshopのコスチューム・アーティスト、Flo Foxworthyさんが光学迷彩スーツについて紹介しています。

スカーレット・ヨハンソン演じる少佐の体にピッタリで、まるでCGかのような光学迷彩スーツですが、実はこれ、実写なんです。スーツの素材には、フォームラテックスなど他の素材では得られないストレッチ性を持ち、その未来的なテクスチャからシリコンが選ばれたとのこと。確かにスーツにシワができていないのは未来的ですよね。CGっぽく見えてしまうのは、この特性のためもあるようです。

しかしこのスーツの製作はとても難しかったとFoxworthyさんは語っています。胴体部分はスカーレット・ヨハンソンの3Dスキャンから作られた等身大ポリスチレンをコアにしていますが、伸縮衣類製作で培った技術を使い、水着サイズに胴体部分のコアを縮小。それを3D部門がスキャンし、スーツについている溝部分をコアにつけ、それらを硬いプラスティシーン(粘土)を使って型取りし、シリコンで成形するというプロセスを積んで作られたとのこと。

こうしてさまざまな部門の人々の力によって作られたスーツですが、「ジッパーを付けることで見た目を損ないたくなかった」とのことで、継ぎ目は背骨上部のみ。また、パーツは四肢胴体で分割されているようで、胴体部分は上からすっぽり被れるようになっていたり、肩パッドはマグネット・ファスナーによりとりつけられるようになっています。しかし、それでも体にピッタリのスーツを着用するのは大変だったようで、着用の際には沢山のベビーパウダーが必要だったそうです。

この動画では光学迷彩スーツを細部までよく見ることができるため、少佐の巨大スタチューのスーツの再現度の高さも再確認できますね。光学迷彩スーツを着たスカーレット・ヨハンソンが活躍する映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』は2017年4月7日から劇場公開。

実写映画版『攻殻機動隊』のゲイシャ・ロボットの仕組みが明らかに

image: YouTube
source: GeekTyrant, YouTube

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