Netflixオリジナルドラマ『アイアン・フィスト』レビュー:ディフェンダーズへの基盤を固める重要なカンフー・ファンタジー・シリーズ!

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マーベル×Netflixのカンフー・ファンタジー・ドラマ『アイアン・フィスト』の配信が間もなく始まります。

デアデビル』、『ジェシカ・ジョーンズ』、『ルーク・ケイジ』に続く、Netflixのマーベルヒーローシリーズの第4弾は果たしてどんな出来なのか!?

今回はメディア向けに先行配信されたシーズン1序盤のエピソードの感想を中心に、本作の注目ポイントをお伝えします。極力ストーリーの重大なネタバレは避けていますが、気になる方はご注意ください。

こちらはNetflix Japanによる予告編。以下は公式のあらすじです。

15年前に飛行機事故で死亡したと思われていたダニー・ランド(フィン・ジョーンズ)が、故郷ニューヨークに帰ってきた。クン・ルンでの修行を経て武術の達人となった彼の目的は、相続権と家族が遺した会社を取り戻すこと。だが、目の前に宿敵が立ちはだかり、家族のレガシーを守るべきか、それともアイアン・フィストとしての使命を全うするべきか、厳しい選択に迫られる…。

断片的に見えてくるヒーロー「アイアン・フィスト」のオリジン

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アイアン・フィストはコミックファンにはおなじみのキャラクターではありますが、実写化されるのは初めてなので、やはりオリジン(誕生秘話)の描写に期待が高まっていることでしょう。

コミックでは幼いころに家族と行った冒険旅行中に両親を失って孤児となり、拾われた先の幻の街「クン・ルン」で厳しい修行を積み重ね、命がけの試練を乗り越えた末に、鋼をも砕く最強の拳を持つ戦士アイアン・フィストになるというストーリーが描かれました。ドラマの序盤でも、基本的にはコミックに似たオリジンが少しずつ語られていきます。

『ルーク・ケイジ』の第4話のように一気に語る形ではなく、『デアデビル』でのオリジン紹介に近い形式です。クン・ルンの秘境っぽさを演出するためか、チラ見せのフラッシュバックが中心で、死んだと思われた大富豪が主人公のヒーローものというつながりから、DCコミックス原作のドラマ『アロー』を思い起こさせます。

コミックではとんでもないものと戦う試練を経てパワーを得るのですが、ドラマでは試練の詳細は語られないものの、それを匂わせる言及があり、コミックファンとしては思わずワクワクする展開です。もし、その試練を映像化したら、『ドクター・ストレンジ』とはベクトルの違う超ファンタジーな画になることでしょう。

デアデビルなどの他のヒーローとの差を出すためにも、やはりファンタジー路線を強めに出そうという方向性は序盤の段階でも随所に感じるので、振り切った描写に期待したいところです。

コリーンはもうひとりの主人公

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本作で注目すべきキャラクターはアイアン・フィストだけではありません。以前ご紹介した美しき戦士コリーン・ウィング(字幕ではコリーン・ウィンとなっていました)も第二の主人公的な位置づけで、自らの道場の経営に苦心する、彼女の物語にもけっこうな時間が割かれています。

彼女は序盤の段階でも派手なアクションを披露しており、アクションシーンの多さも主人公のアイアン・フィストに負けないほど。はたして中盤から後半にかけて、ダニーとどう絡んでいき、どんなキャラとして描かれていくのか、非常に楽しみです。

4話まではイッキ見したい

『アイアン・フィスト』は、序盤はけっこうなスローペースの作品です。これまでのNetflix×マーベルのドラマは、イッキ見を想定した、やめられないとまらない作りでしたが、今回はすでに最強の戦士になっている主人公とその周りの人々をじっくり描くためか、慎重なスタートを切っているといった印象を受けます。

あまりに慎重で主人公の能力の描写も控えめなので、2話目くらいで心配になってくるかもしれませんが大丈夫。多くのファンの心をつかんだ、『デアデビル』の怒涛のアクションシーンを彷彿とさせる、すてきな格闘が待っています。それにしても、Netflixとマーベルの制作陣は廊下でのアクションが好きすぎなのでは!?

アクション面だけでなく、アイアン・フィストのコミックとは異なる真の目的が語られ、強大な悪の存在も明らかになるという、物語としても大きな展開を迎えるので、4話目まではテンションを保つためにもイッキ見することをオススメします。

ディフェンダーズの下準備はバッチリ!?

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序盤の段階で、物語のキーとなりそうな人物がザクザク登場。特に他のシリーズにも登場したキャラクターが、ダニー・ランドと大小さまざまな関わりを持ちます

やはりヒーローチーム「ディフェンダーズ」への基盤作りが進んでいるという印象で、アイアン・フィストがディフェンダーズの中心人物になりそうです。

しかし言い換えれば、これまでのマーベル×Netflixのドラマ以上に他作品とのつながりが濃いように思うので、『アイアン・フィスト』から見始めるとちょっと難しいと感じる方もいるかもしれません。まだどの作品も見ていないという人は『デアデビル』のシーズン1・2あたりは、今のうちにチェックしておくとより楽しめます。オススメしてもしきれないくらい、すばらしいヴィジランテものですよ!

というわけで、『アイアン・フィスト』は序盤だけでは魅力が図りきれないシリーズで、後半への期待がふくらむばかりです。とにかく早く続きが見たい!! そして、どうやって『ディフェンダーズ』へつなげていくのかが本当に楽しみです。

配信まであとわずかですが、それまでの間はぜひ主演のフィン・ジョーンズコリーン・ウィングを演じるジェシカ・ヘンウィック、スタント・コーディネーターのブレッド・チャンへのインタビューをお楽しみください。

Netflixオリジナルドラマ「Marvel アイアン・フィスト」は3月17日より全世界同時配信。画面の前から離れずに済むよう、スナックと飲み物を買い込んで、イッキ見の準備をしておきましょう!(エクストリームなイッキ見はくれぐれも自己責任でお願いします)
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