ミスをすると「伝わる」ロボット。間違いをすぐに直す優秀な子です

ミスをすると「伝わる」ロボット。間違いをすぐに直す優秀な子です

「あ、間違えた」という一瞬の脳信号に反応するロボットです。

工場の組み立て仕事のように、特定の単純作業を担うロボットは滅多にミスをすることがない一方で、高価なものが多いのが実情でした。そうしたなか、より安価に、かつ正確にタスク処理できるマシンを開発したのは、MITコンピュータ科学・人工知能研究所とボストン大学の研究者たち。

MIT Newsによると、今回開発された「Rethink Robotics’ Baxter」は高い習熟度でどんな反復作業もほぼ処理できるといいます。その仕組みは、人間が頭に被る脳波検査モニター。これが人間の脳とのインターフェイスになってミスをしたときの脳波に反応するのです。

具体的には、ロボットがミスをしたとき、人間の脳が瞬発的に(しかも無意識のうちに)生み出すシグナル「エラー関連脳電位」とよばれる特定の脳波を感知します。これが検知されると、ロボットはワークフローを10ミリ秒の一瞬だけ停止して行動を修正するのだそう。

ロボットはリアルタイムでデータを監視していて、正常にタスクが処理されていれば予定していた作業を続けます。ミスをしても作業を止めてリプログラムする必要のないよう、学習プロセスは簡素化されているほか、ほぼ瞬時に働くフィードバックシステムが搭載されています。

以下の動画は、MITコンピュータ科学・人工知能研究所が公開した作業の様子。ミスをしたときのロボットの表情の変化にもご注目を。

現在、ソフトウェアの改良に努めているという研究者たちは、新しい作業の学習にかかる時間を大幅に削減するほか、90%以上の正確性を達成できるとの考えを明かしています。

残りの10%はというと、ロボットがミスをしたことを理解していないとき。この場合は単純に作業を止めて、インストラクターに正しく処理できているか確認します。多くの時間とお金がかかる重大なミスを抱えたまま作業を続けるのを避けるため、とのことです。

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image: MITCSAIL - YouTube
source: MIT News, MITCSAIL - YouTube

Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文
(Rina Fukazu)