グニョグニョGIFが簡単につくれるアプリ「Squigglish!」その開発のきっかけは、手のふるえを修正する技術

グニョグニョGIFが簡単につくれるアプリ「Squigglish!」その開発のきっかけは、手のふるえを修正する技術

なぞるだけで簡単。

静止画の上をなぞって絵を描くと、GIF画像/ビデオを作成してくれるアプリ「Squigglish!(スクイグリッシュ)」をご存知でしょうか? なぜ静止画をなぞると動画になるかというと、描いた線がまるでアーティスティックなパラパラ漫画のようにグニョグニョと動くからなんです。

百聞は一見にしかず、こちら松葉編集長の画像で試してみましょう。

Squigglish! 1

これをスクイグリッシュで下地として表示して、上からブラシでなぞっていきます。すると、なぞった先から線がぐにゃぐにゃと自動で動き出します。ブラシの種類は全部で5つ。線の太さや動き方がそれぞれ異なっています。

Squigglish! 2

そして最後に「Clear」をクリックして「Remove background」を選択すると下地の写真が消えて...

Squigglish! 3

こんな風にグニョグニョ動くアニメーションの出来上がりです。GIF画像としても動画ファイルとしても保存できます。下の画像を表示したまま保存をすることも、背景を一色に塗ることもできます。

Squigglish!を制作したのは、コミック・アーティストでありながら数学者でもあるOlivia Walchさん。このアプリは、Oliviaさんと博士課程の学生であるMatt Jacobsさんがハッカソンで開発したコードを応用したものだそう。そしてこの技術は元々、「本態性振戦」という病気の症状である、手のふるえを修正するために作られたものなんです。

The Vergeの取材に対してOliviaさんは次のように答えています。

本態性振戦の症状のひとつに手のふるえがあります。(手のふるえの影響を修正する)コードを完成させたときに、これを逆向きに使えることに気づいたんです。そしてそのコードを応用することで線画にふるえを加えることができるようになりました。

元々は手のふるえによる線の歪みを修正するコードだったのが、逆向きに使うことで線画にわざと可愛らしい歪みを生み出しているということ。発想の転換とはまさにこのことです。

今後はブラシの種類なども増やし、描ける絵のバリエーションを拡大していく予定とのこと。楽しみですね。「Squigglish!」は現在iOS向けに配信されており、こちらから無料でインストールできますよ〜。

マシンラーニングが静止画を動画に。ただし動くのは目だけだぜ! 覚悟して見るんだ

image: ギズモード・ジャパン編集部 via Squigglish!
source: Squigglish!, Olivia Walch, The Verge

(塚本 紺)