儀式…ではなく、七面鳥たちが猫の死体をグルグル回っていたのはなぜ?

何かの儀式?七面鳥たちが猫の死体の周りをグルグル回る姿がキャッチされる

まずこちらをご覧ください。七面鳥が綺麗に輪になってグルグルと回っています。しかも猫の死体の周りを。

なんだか不気味にさえ思える光景ですが、七面鳥が集団でグルグル回っているのがとらえられたのは実は初めてではないんです。NBCによれば、2013年にもアメリカ マサチューセッツ州で七面鳥が暮石の周りを回っているところが目撃されています。でも今回の猫の死体の周りってのはちょっと儀式的な感じがしますよね。

一体なんでこんなことをしているんでしょう?

New York City Audubonの保全生態学者Debra Krienskyさんによると「七面鳥は雑食ですが、食べるものといえばほとんどがナッツや種、フルーツなので、猫を食べるというのは考えられません。おそらく珍しくて新しいものだから観察しているだけなんでは?」とのこと。

National Wild Turkey Federationの野生生物学者Mark Hatfieldさんも「おそらく七面鳥たちは、自分たちの脅威ではないかどうかチェックしているんでしょう。七面鳥はとっても単純なので、儀式とかではなく興味だと思います」と話してくれました。もうひとつ、Hatfieldさんは鳥を人間と同じように考えてはいけない、とも語ってくれました。「鳥たちは不吉なこととかをしようとは到底考えていません。ただ単に、猫を避けようとして前に歩く七面鳥について歩いていたらグルグル回ってしまったくらいのことで、生物学的にはなんのストーリーもない単純な出来事です。敵になりうる相手を見ると本能的に群れになり、これは敵だ、脅威だ、だからちょっと距離を置く、群れになって歩く。それだけなんです」

「本当に儀式でやっていたとして、猫が生き返ったら七面鳥たちは速攻で飛んで逃げていってしまいますよ」と現実的なオチまでつけて説明してくれたHatfieldさん。

確かに動物が何か不思議な行動をしていると私たちの常識に当てはめて考えてしまいがちですが、動物たちには動物の世界の理由があるんですよね。それでもやっぱりおもしろい光景ですけどね。

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source: Twitter, h/t Samer, NBC

Ryan F. Mandelbaum - Gizmodo US[原文
(岩田リョウコ)