ブーン…。夏に聞くあの音は、蚊の独特な飛び方によるものだった

ブーン…。夏に聞くあの音は、蚊の独特な飛び方によるものだった

ブーン。プーン。音を聞くだけで鳥肌がたつ…。

、あの小さな体で、よくもここまで人間を不快にできるものだと感心するほどです。血を吸われるだけでなく痒いし、その上さまざまな病気まで運び、本当とんでもないヤツです。飛んでるだけであのブーンって音がうるさいうるさいっ、イラッイラします。が、あのブーン、他のどの動物とも異なる、蚊独特飛び方によるものなんですってよ。

Nature誌に掲載された最新の研究によれば、蚊の飛び方は今まで説明されてきたどの空飛ぶ動物とも異なるんですって。研究チームは、8台ものハイスピードカメラを使い、ありとあらゆる角度から蚊が飛行する様子を撮影し、羽の動きを観察。わかったことを流体力学の方程式にあて、羽周辺の空気の流れを調べました。

蚊の飛び方とは…Ars Technicaの解説によればこうです。まず、羽を下に動かすさいに、旋風を起こし羽上部周辺に低気圧を作るのですが、これは他の動物でも見られる現象。ですが、とても短い蚊の羽による小さなストロークでは、下方への動きなんてちょっとしたもの。起こした空気の流れはすぐに逃げてしまいます。そこで、下ストロークが終るやいなや、今度は羽を上へと返すことで、下への動きで起こした旋風逃がさず捕まえて飛ぶというのです。これは、羽が短いならではのやり方なんですって。また、羽の動きが体に近いところから、外側へとうつっていくのもミソ。この内から外の動きの繰り返しによって、小さなストロークで最大限の揚力が出せるのです。

他のどの動物とも異なる羽のストローク。あのブーンって音は蚊独特の飛び方によるものなのです! 次、あのを聞いたら、ちょっと耳を澄ましてみてはどうですか? まぁ、私は音がしたら即座にパチンってほど蚊が嫌いですけれど。

蚊でいっぱいの箱に、腕を突っ込むツワモノ
蚊の根絶にむけて、遺伝子操作された蚊の放出が目前

image: AnaitSmi / Shutterstock.com, NGP Press / YouTube
source: Nature via Ars Technica

Rhett Jones - Gizmodo US[原文
(そうこ)