フラッグシップ機D500と同等の画質。ニコンがデジタル一眼レフD7500を発表

フラッグシップ機D500と同等の画質。ニコンがデジタル一眼レフD7500を発表 1

とうとう出ますよ。

2017年、プレミアムコンパクトカメラDLシリーズ発売中止というバッドニュースからスタートした、カメラメーカーのNIKON(ニコン)

そんなショッキングなニュースを払拭するように、デジタル一眼レフカメラ「D7500」が発表されました。2015年3月に発売されたD7200の後継機種で、ニコンの中では中級機に位置します。価格は、ニコン公式オンラインショップで、D7500本体のみで15万9300円、18-140 VR レンズキットで19万9800万円です。発売は6月予定。

ユーザーアンケートを実施し、そこで挙がった要望を盛り込まれたというD7500。その実力を見ていきます。

D7500の特長と前モデルD7200との比較

D7500の有効画素数は2088万画素。撮像素子は、23.5×15.7mmサイズCMOSセンサーで、ニコンDXフォーマット。DXモデル(APS-C)のフラッグシップ機であるD500と同じ画像処理エンジンEXPEED 5とCMOSセンサーを搭載し、D500と同等の高画質を楽しめるとのこと。

ISO感度は100〜51200と高感度に強くなっています。連写は最高秒8コマ。また、D7000シリーズでは初めて2軸のチルト式モニターを採用しており、タッチパネル対応。重さはバッテリー込みで720gと、前モデルから40gのダイエットに成功。合わせてボディの形状も工夫されており、ボディを薄くして、グリップを深くすることで、数字以上に軽く感じるよう設計されています。実際持ってみたのですが、筆者(29歳男)の手だとグリップが少々薄い気がしました。さまざまな年代のユーザーを想定してのことでしょうか?

動画はD7000シリーズでは初の4K UHD /30p撮影に対応。デジタル一眼レフカメラの4K動画撮影がスタンダードになりつつあります。

D7200と性能比較すると以下のようになります。

(左:D7200、右:D7500
有効画素数:2416万画素 → 2088万画素
画像処理エンジン:EXPEED 4 → EXPEED 5
ISO感度:ISO 100-25600 → ISO100〜51200
連写:約6コマ/秒 → 約8コマ/秒
動画:フルHD 1080/30p → 4K UHD 30p、フルHD 1080/60p
質量:約765g(バッテリーおよびSDメモリーカードを含む) → 約720g(バッテリーおよびSDメモリーカードを含む)

さて、上の表のとおり、実はD7500は前モデルであるD7200と比べて、有効画素数が減っています。「なぜ後継機なのに!?」とも思いますが、そこには理由があります。

あえて有効画素数を落とした理由

D7500の有効画素数は2088万画素。これは前モデルである、D7200の2416万画素と比べると減っています。現在のカメラの潮流である高画質化の流れからは反しているように思えますが、実はこれはユーザーの要望を反映してのもの。ニコンによるユーザーアンケートでは、高画質化は上位に入っておらず、求められていたのは高感度時の高画質化。その結果ニコンが選んだのは、高画質化は置いておき、高感度に強いカメラにすることだったのです。

ちなみに、有効画素数を落とすと1画素あたりの集光面積が増えるため、高感度に強くなります。また、画像処理エンジンのEXPEED 5には、ノイズ低減機能が搭載されています。それと光学ローパスフィルターレス仕様のニコンDXフォーマットCMOSセンサーが合わせることで、高感度域でもノイズを抑えた撮影が実現できたということです。

D7500は潔い取捨選択がされて好印象

高感度に強くなり、連写を最高秒8コマに、そして4K動画対応といった、ユーザーの要望をしっかりと反映しています。一方、ユーザーアンケートでランキングの上位に上がってこなかった部分においては、画素数を落とす、メモリーカードダブルスロットをシングルスロットにするなど、潔い取捨選択がされています。全部盛りになっているカメラは確かに安心感はありますが、削ぎ落とされている方がプロダクトとしてはスマートです。

暗い場所や動く被写体に強く、動画も撮れる。撮影条件が変わってもそれに対応できることを思えば、D7500は中級機の名に恥じない活躍をしてくれます。D7500の力でなんとかなるシーンも多いはず。特にエントリー、ミドルクラスの人にとっては良い相棒となりそうです。

source: D7500

(ささきたかし)

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