電動の弱点を克服。空気で動く車いすは、水に強くて充填もすぐ

電動の弱点を克服。空気で動く車いすは、水に強くて充填もすぐ

車いす以外にも応用ができる発明品かもしれません。

電動車いすは水に弱いです。雨の日に外出すると、雨水によって電気系統に異常をきたして車いすが壊れてしまうばかりか、感電するリスクまであります。電動車いすを使っている方は、雨の日の外出を必然的に制限されるのです。

そこでピッツバーグ大学は、電気ではなく圧縮空気で動く車いす「PneuChair」を研究開発しました。

New Atlasによると、ピッツバーグ大学人間工学研究所のBrandon Daveler氏らは、アメリカ合衆国退役軍人省や、ピッツバーグ大学メディカルセンターと連携して、このPneuChairのプロトタイプを開発してきました。また、テキサス州・サンアントニオの遊園地「モーガンズ・ワンダーランド」に新しくオープンした「スプラッシュウォーターパーク」に10台導入し、実用化を進めています。

PneuChairは、工具店で購入できる部品でほとんど設計され、2つの圧縮空気タンクによって駆動します。移動可能距離は3マイル(約4.8km)と、電動のなかでも移動距離の少ない車いすの約3分の1ですが、タンクの充填は約10分で完了します。ちなみに電動車いすのバッテリーの充電は2、3時間以上かかります。

また電気系統がない分、 PneuChairは一般的な電動車いすよりも安価で、メンテナンスと修理が簡単。そして最大の利点は、水がかかっても、浸水しても、なんなら滝の下でも、壊れることもなければ感電するリスクもないことでしょう。

たとえば車いすのままシャワーに行けるようになるなど、病院や介護施設での利用にも応用できそうですし、車いすを使わない人でもちょっとした移動に使える乗り物に応用できそうですよね。

その名も「ジャコメッティアーム」。東工大が人工筋肉で動くバルーン構造の巨大ロボットアームを開発

image: University of Pittsburgh
source: University of Pittsburgh via New Atlas, Human Engineering Research Laboratories / YouTube
reference: ヤマハ発動機株式会社

Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文
(mayumine)