周波数スペクトルから生まれるビジュアル、それはシンクがもたらす快感の波

周波数スペクトルから生まれるビジュアル、それはシンクがもたらす快感の波 1

同期している箇所を探すのもあるある。

音に合わせて絵が動く、もしくはその逆もアリですが、視覚情報と聴覚情報のシンクロというのは得も言えぬ快感があるもの。ではもっとダイレクトなリンク、すなわち楽曲の周波数スペクトルからビジュアルを生成すれば、そのシンクロ率は天元突破するのでは?

これはベルリンのレーベルMoniker Eggplantに所属するアーティスト、Meier & Erdmannがリリースした楽曲『Howler Monkey』のMVで、映像はVíctor Dovalが制作したものです。

平原のようにも見える緑の大地、これが楽曲の周波数スペクトルの形状そのものになっていて、曲の起伏に合わせてリアルタイムに環境的ビジュアルが生成されます。キックのタイミングで半円形のラインがかかったり、ノイズ的なオープンハットは白い渦を、風の音は紐状のオブジェクトを生成したりと、パートごとに描画されるモノが異なっているため、どうにも奇矯なランドスケープを構築しているという次第です。

vimeoのコメント欄でも名前が出ていますが、こうして音と絵が目まぐるしくリンクする様子を見ると、ミシェル・ゴンドリーが制作したケミカル・ブラザーズの『Star Guitar』のMVを思い出さずにはいられません。盛り上がるべきタイミングで盛り上がってくれるというか、ある種の期待感を叶えてくれるような快感があります。

なお、『Howler Monkey』はBandcampにてフルアルバムも公開されています。ジャズ、ブレイクコア、ドラムンなどを混ぜ混ぜった、環境実験エレクトロ劇。

image: vimeo
source: vimeo, YouTube, Bandcamp

ヤマダユウス型

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