映画『ブレードランナー』と『ブレードランナー 2049』の映像を並べて比較。ビジュアルや空気感は共通しているものの……

映画『ブレードランナー』と『ブレードランナー 2049』の映像を並べて比較。ビジュアルや空気感は共通しているものの…… 1

先日予告編が公開されたばかりの映画『ブレードランナー 2049』(以下『2049』)。1982年の前作を連想させるモチーフも多く見られた予告編でしたが、IMDbが2作品を並べて比較できる動画を公開しています。

動画はIMDbより。

純粋に画的に似ているシーンを並べているわけでもなく、前作のタイレル博士と今作でジャレッド・レト演じるキャラクターを重ね合わせたり、デッカードとレイチェル、Agent KとJoiを共に並べたり、と予告編から判断できる前作と『2049』のキャラクターの描き方の共通性を強調させています。

こうして共に並べてみることで新たな発見も。『ブレードランナー』的なビジュアルや空気感は共通しているものの、『2049』には雑多さが欠けているのがわかります。前作のブライアントと並べられる今作のロビン・ライト演じるキャラクターのオフィス、乱雑にネオンサインが付けられた街並みも『2049』では整然と並べられているようです。もしかしたら2049年にはネオンサイン掲示の法整備が整ったのかもしれませんし、ごみ収集とリサイクルが進んでいるのかも、もしくは「海も雨も雪も」毒になってしまった深刻な環境汚染のせいで前作の舞台となった2019年と比べて物が不足しているのかもしれません。

もちろん、これはただ『2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のスタイルが違うだけという可能性もありますが、『ブレードランナー』ファンとしては整然としすぎているように感じちゃいますね。前作よりもすっきりとした美的感覚で描かれる本作の撮影を担当するのは、コーエン兄弟の多くの作品で撮影を担当し、アカデミー撮影賞にも13回ノミネートされているロジャー・ディーキンス。ディーキンスは1984年にジョージ・オーウェルのディストピア小説『1984年』を元にした映画『1984』(主演は『エイリアン』のジョン・ハート)でも撮影を担当しています。

ちなみに前作『ブレードランナー』と『2049』の監督を務めるリドリー・スコットが1984年に監督したApple「Machintosh 128k」のコマーシャルも小説/映画『1984』の世界観を元ネタにしたものとなっています。

映画『ブレードランナー 2049』は10月27日(金)に日本で公開予定です。

映画『ブレードランナー 2049』日本版予告編を解説! 全ての真相が明らかに……?

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