脱LinuxのGoogle新OS「Fuchsia」UIが初公開。4画面分割も余裕です

脱LinuxのGoogle新OS「Fuchsia」UIが初公開。4画面分割も余裕です

もう1画面1アプリとは言わせない!

モバイルのAndroidとPCのChrome OSを合体する後継と呼び声の高いGoogle新OS「Fuchsia(フューシャ)」のUIが初公開されました(例の「Andromeda」と中身は同じ)。

上の画像はArs Technicaが入手したもので、すべての画像はこちらでみることができます。また以下は、HotFixItの開発者 Kyle Bradshawさんが公開した映像です。

Androidは7が出るまで「1画面にアプリ1個しか起動できない」問題がありましたけど、すっかり解決しちゃってますよ!

ホーム画面は縦スクロールの一覧で、起動中のアプリやタスクがすべて「STORY」っていうカードになって表示されています。下に行くほど最近開いたアプリに近づいていきます。一番下でGoogle Nowみたいなアシスタントを開いて「Fuchsiaのキーボードはもう少し改善が要るね」とか入力すると(動画1:08~)、サジェストがどんどん上がっていく、というそれだけのデモですけど、雰囲気はわかりますよね。ちなみにこのキーボードはAndroidではなく、Fuchsiaのカスタムキーボードです。

Ars Technicaによると、画面分割はアプリAを同時に開きたいアプリBの上にドラッグ&ドロップするだけで完了です。これは縦や横に半々、縦や横に3等分、縦に半々にして右側を横3等分、全画面を重ねてタブで切り替え、な~んてことができます。また、調子に乗ってあちこちドラッグしているうちにクラッシュして一覧に戻ると、まとめたものはまとめたままになっているので便利だ、とArsは紹介していますよ。

このUIは「Armadillo(アルマジロ)」という名前で、FuchsiaのデフォルトのシステムUIです。GoogleのFlutter SDKで書かれています。FlutterはAndroidとiOSとFuchsiaで走るクロスプラットフォームのコードを書くときに使うSDKなので、ArmadilloでコンパイルすればAndroid端末でも走る、ということになります。

上の動画でKyleさんがやっているのはまさにそれで、FuchsiaのシステムUIをダウンロードしてAndroid APKにコンパイルし、Android端末にインストールしたら意外と面白かったので、手順をHotFixItに公開した、ということです。興味のある方は、FuchsiaのソースコードにあるReadMeで現況と基本情報が読めますよ~。

LinuxとGPLとJava(Oracle)にさようなら~

AndroidとChrome OSはLinuxベースですが、FuchsiaはGoogle独自開発のマイクロカーネル「Magenta」採用です。その点でも注目を集めています。

本当にAndroidとChromeがFuchsiaに全面交代になるかどうかは「?」ですが、GoogleのFuchsia担当開発者のTravis GeiselbrechtさんはFuchsia専用IRCチャットで「趣味でも、20%の余暇プロジェクトでも、葬り去られたプロジェクトでもない」と言っていたそうですよ? 

当分はAndroid NougatとかAndroid Oも出ますけど、ゆくゆくはFuchsiaに統合していって、Androidのセキュリティの穴を塞ぎ、Linuxとの軋轢で開発が思うように進められない問題(あのGoogle製スマホのPixelですら2014年末リリースのLinux Kernel 3.18で止まっちまってる!)をなんとかしたいのかもしれません。

Google、新モバイルOSの「Android O」プレビュー版を公開。変わるところは?

image: Ars Technica
source: Ars Technica, HotFixIt, Kyle Bradshaw - YouTube
reference: Fuchsia - GitHub

(satomi)

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