波動拳はこう撃つんだったなぁ。ニンテンドースイッチ用『ウルトラストリートファイターII』で呼び戻された僕の力 1

前を向いて、腰を落として、こう!

ちゃんと下から前まで入力して、こう

僕はPS4で『ストリートファイターV』をプレイしているので、毎日のように波動拳を撃っていたり、ガードしたりしています。でも、ニンテンドースイッチで登場する新作『ウルトラストリートファイターII』で「えいや!」と絞り出した波動拳は、そのルーツとも言えるものだったのです。

今回、ギズモード・ジャパンはカプコンさんでニンテンドースイッチ用『ウルトラストリートファイターII』を先行体験させていただきました。キャラクターの「動き」や「重み」、攻撃が発生するタイミングや連射速度……。それらはゲーセン少年だった僕のDNAに染み付いた戦闘意欲を呼び覚ましたのです。

新規グラフィックがカッコいい!

波動拳はこう撃つんだったなぁ。ニンテンドースイッチ用『ウルトラストリートファイターII』で呼び戻された僕の力 2

システムには往年の名作、『スーパーストリートファイターIIX(以後スパIIX)』がベースとなります。キャラクターを動かしている感覚もスパIIXに似ています。当時プレイしたことがある人なら、少し触れば昔取った杵柄が戻ってくることでしょう。

しかし、単純な移植ではありません。キャラやステージ、サウンドはリニューアルされていますし、新キャラクターの「殺意の波動に目覚めたリュウ」と「洗脳されたケン」が追加されています。また、豪鬼は隠しコマンドを入れずとも利用でき、瞬獄殺もスーパーコンボとして利用できますよ。このあたりがスパIIXとの違いですね。

オリジナルをやりこんだ人からすると、追加要素は好みがあるかもしれませんが、リニューアルされたグラフィックはドットの良さとはまた違うかっこよさがありますよ。また、オプションを変更すれば、昔懐かしいスパIIX時代のドット画面も選べるので、まさに当時の感覚でプレイすることもできます。

さらに言えば、見た目だけでなく、サウンドもオリジナルとリニューアルを選択できるあたりにコダワリを感じます。昔の「はどぅーけん!」を聞いたら、懐かしくなってちょっと変な笑いがでました。

さぁ、腰を落として…君も波動拳を撃とう!

ニンテンドースイッチだけのオリジナルのモード「放て!波Do拳」は予想以上です。

ゲームとしてはジョイコンを握って、波動拳や昇龍拳、竜巻旋風脚といった「必殺技の動き」をすることで、画面のリュウも同じ必殺技を出すといったFPS視点ゲームなのですが、予想以上に楽しくはしゃげます!

誰もが一度は「あれ、今日なら波動拳撃てるかも?」といった感覚を覚えたことがあると思いますが、それが現実になるのです。画面の中のリュウと同じように、波動拳モーションを取るだけで、波動拳をひねり出せます。ゲーム内容としては、出現するシャドルーの構成員をひたすら必殺技でなぎ倒すといったシンプルなゲーム。やりこみ度としてはあまり高くはありませんが、

「ああ、昇龍間に合わなかった!」

「ヘッドプレスつええ!」

と、なかなかに盛り上がる体験です。取材に訪れた大人3人が、ハァハァと肩で息をしながらTシャツ一枚になって波動拳を連射していました。パーティーゲームのひとつとして、エクササイズとしても良いでしょう。お腹が気になってきた世代には本作での波動エクササイズをおすすめします。

話題のワンボタンダブルタイフーンはマジか?

マジでした。

「LITE操作」では、各種ボタンや液晶のタッチボタンにさまざまな必殺技を割り振ることができます。

波動拳はこう撃つんだったなぁ。ニンテンドースイッチ用『ウルトラストリートファイターII』で呼び戻された僕の力 3

以前の記事で「歩きダブルタイフーンやばくない?」とLITE操作への期待感を表現しましたが、検証してみたところ、たしかにダブルタイフーンも、ファイナルアトミックバスターもワンボタンでOK

ただし、ちゃんとコマンド成立に必要なボタン入力は行なわれているようで、発動までの入力ラグも確認できました。即発動じゃなくてある意味ほっとしましたね!

また、投げスーパーコンボではワンボタン発動できる間合いやタイミングなどもかなりシビアに調整されており、思い切って近づかないと発動できません。また、ガード中にひたすらダブルタイフーンを擦っていても発動できませんでした。投げスパコンは割り込みに使えないということになります。

簡単にしつつも、それだけやってればいいというわけではないのですね。良く考えられている操作モードです。追求すれば、おそらく技後の硬直が終わった直後にコマンドを成立させられる手入力のほうが有利になるシーンもあるでしょう。まぁ、LITE操作なら前歩きしながらスクリューで吸う。なんて、ちょっとそれ卑怯じゃない?といったこともできますけどね。

波動拳はこう撃つんだったなぁ。ニンテンドースイッチ用『ウルトラストリートファイターII』で呼び戻された僕の力 4

あと、ワンボタン瞬獄殺はヤバイです。中足からヒット確認で瞬獄殺ボタンを押すだけで瞬獄まで繋がります。また、CPUにしか試していないのですが、ひょっとしたらこの技ガー不じゃないの? 本当にヤバイ技がワンボタンで出ます。滅殺です♪

やっぱり対戦は盛り上がる!

波動拳はこう撃つんだったなぁ。ニンテンドースイッチ用『ウルトラストリートファイターII』で呼び戻された僕の力 5

ベースとなるスパIIXは、もう20年以上前のゲームです。現代は格闘ゲームも大きく進化し、さまざまな要素が追加されていることを考えると、忠実にストIIしている本作のゲームシステムは、ある意味古臭いところもあります。

その半面、牽制技や足払いを駆使したシンプルな距離の詰め合い。陣取りゲーム的な格闘ゲームの基本となる勝負が楽しめるのも本作のポイント。こうした、現代まで続く格闘ゲームの歴史において、ストリートファイターという揺るぎない1ジャンルの根幹的な部分を最新ハードで遊べるのは、評価したいポイントです。

波動拳はこう撃つんだったなぁ。ニンテンドースイッチ用『ウルトラストリートファイターII』で呼び戻された僕の力 6

ザンギエフ(小暮)vs ガイル(編集部松井)で、画面端で転ばせたガイルを小足スクリューでハメ殺したら大人げないと罵られましたが、一度転ばせたら起こしてはいけないのがザンギエフの礼儀であり、そうさせないのがガイルの礼儀です。端・端での弾の撃ち合いも、コマンドをミスしたら一転して距離を詰められる緊張感が走ります。一発一発の弾にも集中する。まさにストIIは抜き身の刀がぶつかり合う真剣勝負です。

本作ではこうした、かつて50円を握りしめて楽しんだ感覚、魂を込めて撃った波動拳の感覚、必ず殺し切ると誓いながらスクリューを仕込んだあの感覚が、ジョイコンを通じて蘇えるのです。

買うべきか、どうするか……。悩んでいる方も多いでしょう。確かにレバーで操作できない現状では、本格的にやり込みたいという方には物足りないかもしれませんが、名作がゴージャスにリニューアルされて帰ってきて、カジュアルにあの頃を楽しめるというのは大きな魅力。設定資料が収録されていたり、「恋しさと切なさと心強さと」が流れる2vs1の「バディファイト」モードなど、ファンサービスも充実しています。

加えて、上記の「放て!波Do拳」や、ネットワーク対戦といった新しい要素もちゃんと入っていますしね。ストIVやストVは遊んだことあるけど、それ以前は知らない。という人も楽しめる作品に仕上がっているのではないでしょうか。

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波動拳はこう撃つんだったなぁ。ニンテンドースイッチ用『ウルトラストリートファイターII』で呼び戻された僕の力 7

今回先行体験した、ニンテンドースイッチ用『ウルトラストリートファイターII』は5月26日(金)に発売です。ぜひみんなで波動拳、撃ちましょう。スクリュー、ハメましょう。

あとTwitterによると、HORIがニンテンドースイッチ用アケコンを出すみたいですよ。……はやく!

タイトル名 ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ
ゲームジャンル 対戦格闘
発売日2017年5月26日(金)
価格 パッケージ版:4,990円+税 ダウンロード版:4,620円+税
対応機種 Nintendo Switch
プレイ人数 1~2人
CERO B(12才以上対象)
公式サイト http://www.capcom.co.jp/usf2/
ジャンル 対戦格闘
権利表記 ©CAPCOM U.S.A., INC. 2017 ALL RIGHTS RESERVED.

photo: ギズモード・ジャパン編集部
image: ©CAPCOM U.S.A., INC. 2017 ALL RIGHTS RESERVED. via ウルトラストリートファイターII
source: ウルトラストリートファイターII,ストリートファイターV, HORI(Twitter)

(小暮ひさのり)