位置情報と写真のプライバシーを保護するiOS 11のアップデートがかなり良さそう

位置情報と写真のプライバシーを保護するiOS 11のアップデートがかなり良さそう
Image: Apple

新機能の追加だけでなくユーザーのプライバシー保護にも配慮するiOS 11、かなり良さげです。

Apple(アップル)は、iOSアプリがユーザーの位置情報や、写真に関する情報を取得する方法を変更しようとしています。共有する情報を最小限にすることで、ユーザーのプライバシーをより保護しようという試みです。

iOS 11のアップデートはこうなります。位置データを使用するすべてのアプリは、ユーザーの位置情報へのアクセスについて、「常に許可」と「許可しない」の二者択一ではなく、「使用時のみ許可」のオプションを提供することが義務付けられます。Uberが昨年「使用時のみ許可」のオプションを廃止して非難の的となりましたが、Appleはユーザーのプライバシー感覚を敏感に察知したのかもしれません。また写真に関しても、アプリは写真ライブラリ全体ではなく、1枚の写真のみに権限を与えます。たとえば、普段使わない加工アプリで写真を1枚だけ加工したいときでも、ライブラリ全体に権限を許可しなくても良いのです。

「ユーザーは、iOSデバイスを通じて世界をナビゲートし、面白い場所を発見できることを高く評価してくれていますが、同時に、自分のプライバシーは常に自分でコントロールできる状態にあってほしい、と私たちは望んでいます」とAppleのプライバシーエンジニア、Georgios Kontaxis氏は2017年のWWDCで語っています。

すでにユーザーは、位置データについてアプリに「使用時のみ許可」のオプションを義務付けるAppleの決定を歓迎しているようです。 Kontaxis氏の発表は拍手で迎えられ、iOS 11ベータ版をインストールした開発者は、この変更に対してTwitterで賞賛の言葉を連ねています。

写真へのアクセスの変更については、それほど賞賛されていないようですが、こちらもかなりそそられます。現行のiOSでは、ちょっとした自撮り写真に1つだけフィルターをかけたくても、写真ライブラリ全体へのアクセスをアプリに許可しなくてはなりません。しかしiOS 11が普及すれば、使うアプリにカメラロールの恥ずかしい写真が漏れないようにするセキュリティ機能があるかどうか心配することなく、目当ての写真にフィルターをかけることができます。

「ユーザーは、写真ライブラリ全体へのアクセスを許可するまでもなく、アプリで写真を開くことができます。データをより良く管理できるので、アプリの使用が快適になるのです」とKontaxis氏は説明しています。

Kontaxis氏によれば、アプリがユーザーの写真ライブラリーに書き込み専用のアクセス権を要求するオプションもあるそうです。ユーザーは、自分の画像をアップロードしたり共有することなく、あるサービスから画像を保存したい場合に、このオプションを利用できます。

この秋のリリースを楽しみに待ちましょう!

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Image: Apple
Source: Apple, Twitter
Reference: The Electronic Frontier Foundation

Kate Conger - Gizmodo US[原文
(Glycine)

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