IoTのアップデート責任。ハッキングで空調が35度に設定されてしまったら

IoTのアップデート責任。ハッキングで空調が35度に設定されてしまったら 1
Image: Shutterstock/Olivier Le Moal

笑い話のようで怖い話。

IoT=モノのインターネットが進めば進むほど、より多くのモノがハッキングされる可能性があります。頭ではわかっていても、自分の身に起きないことには、その恐ろしさはイマイチわからないもの…。

海外メディアTNWが伝えることによると、セキュリティフォーラムNewSky Securityにて、家全体の空調を行なうサーモスタットのハッキングに成功したという報告がありました。サーモスタットは、日本の一般家庭で使われていることは少ないでしょうが、欧米では一般的な設備。ハッキングに成功した、セキュリティに問題があるとして投稿されたのは、空調を23度から35度へと引き上げた設定に変更したというケース。「そりゃ暑いわー、電気代無駄だわー」という笑い話になりそうですが、ちょっと考えるとこれは恐ろしいこと。暑いと気づき、設定温度を変更できる人間=大人が家にいれば、(セキュリティ以外では)大きな問題にはならないのでしょう。ただ、もし、小さな子どもだけしかいなかったとしたら…。熱中症を引き起こす可能性があり、命の危険だってあるのです。

幸いなことに、このハッキング報告されたデバイスHeatmiser PRT-TS WIFIは、2014年に製造中止されています。今日ではサーモスタット端末の改良は進み、セキュリティも向上しています。しかし、「なーんだ、じゃぁ安心なんだ!」と考えるのは安易です。

IoT端末を使うということは、企業はもちろんユーザーも、日々、アップデートに注視しなければいけないからです。買ったときのまま「使えるから」という理由で、アップデートを面倒くさがってはいけません。面倒なその一手間が、命取りになるかもしれないのですもの。

Image: Shutterstock/Olivier Le Moal

Source: TNW

(そうこ)

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