お魚×水耕栽培をもっと拡張。オープンソース型アクアポニックス「Aquapioneers」

お魚×水耕栽培をもっと拡張。オープンソース型アクアポニックス「Aquapioneers」 1
Image: © AQUAPIONEERS 2017 via Facebook

アクアポニックスは未来の農業、あるいは地球にもっとも優しい農業といわれている、魚の養殖と水耕栽培を組み合わせた循環型農業です。ネーミングは、Aquarium(魚の養殖)とHydroponics(水耕栽培)の合成語から。

原理としては、以下の通り。

魚の排泄物であるアンモニアを微生物が亜硝酸塩から硝酸塩に分解

硝酸塩を含む水を植物にあたえる

濾過された水が水槽に戻る

この循環により水槽の水は綺麗な状態に保たれるという寸法です。大規模ものから1万円程度のスターターキットまで販売されています。

そんな未来の農業スタイルをもっと拡張するべく、世界初のオープンソース型アクアポニックス「Aquapioneers」がバルセロナで開発されました。

Video: Aquapioneers/YouTube

映像はAquapioneersより。

最大の特徴はオープンソースによるキットの改変が可能ということ。マニュアルを参考にすればCNCルーター(木材などを加工する機械)を使ってオリジナルの筐体をデザインして作ることができます。自宅用ならシンプルに、オフィス用なら機能的かつビッグにという感じですね。

Source: Sketchfab

水槽の容量は50リットル。上部のプランターではイチゴやレタス、ハーブ類の100%有機栽培が可能で、植物が成長するのに必要なだけの短波長LEDライトを当てることで従来より90%消費電力を節約しつつ、2倍の速度で作物を成育させることができます。これぞまさに、アーバン・ファーム・スタイル。

Aquapioneersは、世界中の都市部農業の発展のために考案されました。開発のためにバルセロナの様々な場所でテストが行なわれ、アクアポニックス用のグリーンハウスまで作られたとのこと。EUにおいてもスペインは主要農業国で有機農業面積も世界上位ランクですし、未来の農業に対するエコでテックなアプローチが生まれたのもうなずける話です。

フランスのクラウドファンディングサイトululeにてキャンペーン中のAquapioneersは、既に目標額を達成済み。魚と暮らしながら各家庭で作物をまかなう暮らしが、数十年後は都会のありふれた姿になるかもしれませんね。

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Image: © AQUAPIONEERS 2017 via Facebook
Source: Aquapioneers, YouTube, Sketchfab, ulule

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