Flashよ、永遠なれ…オープンソース化で2020年以降も使い続けることを目指すプロジェクト

Flashよ、永遠なれ…オープンソース化で2020年以降も使い続けることを目指すプロジェクト 1
Image: Gizmodo US

だって、使い続けたいじゃない…?

Apple(アップル)に見向きもされず、Google(グーグル)からはChromeブラウザで見捨てられることにより、すでに終了宣言への道が着々と作られていたAdobe(アドビ)の「Flash」。いよいよ2020年末にはFlash Playerの配信およびアップデートが打ち切られることで、公式に規格としては存在しなくなる路線が定まっています。

しかしながら、長らくインターネット上の動的コンテンツのベースであり続けたFlashは、数多くの動画やゲームなどのFlashコンテンツを抱えています。なかには名作ともいうべきコンテンツもあったはずですけど、Flash Playerが姿を消すと同時に、もはや目にすることすらできなくなってしまうのでしょうか?

Flashはインターネットの歴史上、重要な一翼を担っており、Flash Playerを殺すことは、将来の世代が過去の遺産へアクセスできなくなることを意味している。それゆえ、Flashをオープンソース化することで、数々のFlashプロジェクトのアーカイブが果たされ、解決策になると考える。その詳細なる手法は定かではないものの、これこそがオープンソースの美点でもある。つまり、オープンソース化によって、なにが成し遂げられるかは想像を絶するものがあるということだ。

このようにコメントし、このほど開発者のJuha Lindstedt氏は、GitHubにて、Flashオープンソースプロジェクトへ移行させることを求める要請を発表。2020年以降、Flashを完全に世から消し去るのではなく、オープンソースな開発を続けられる環境整備を、Adobeに対してリクエストしていく方針が明らかにされていますよ。すでに1000人規模の支持を集め、なんとかFlash存続を願う人々の熱い想いが寄せられているんだとか!

私がウェブ制作の世界に足を踏み入れたのは、1999年のことで、Flash 4によって世界が開かれた。当時、ウェブ開発に興奮を覚えたのは、Flashがあったからこそだ。昔のFlashプロジェクトが多数アーカイブされており、以前にFlashコンテンツの開発に携わった人ならば、そのアクセスがAdobeによって絶たれることを、だれもが懸念しているはずだ。

Lindstedt氏は、オープンソース化を求めるプロジェクトを立ち上げた理由を、こんなふうに語っています。Flashが打ち切られる主な理由は、セキュリティ上の脆弱性にあるため、こうした安易なFlash存続を求める動きを批判する意見も少なくありません。とはいえ、オープンソースプロジェクトの力で、支持者によるセキュリティホールの修復が進むことを楽観視する向きもあるみたいですね。

なお、Flash Playerの脆弱性は深刻なため、SWFフォーマットのFlashコンテンツを、別のエミュレーターで動かすアプローチなども推奨されており、Lindstedt氏は、Flashコンテンツの存続が図られるのであれば、その形式は問わないとの考えも表明しています。Adobeにとっては、ライセンスの関係から、簡単にはオープンソース化できないコンポーネントも多々あることでしょう。いずれにせよ、優れたFlashコンテンツを再生できなくなる前に、なんらかの形で移行したりアーカイブしたりする必要性が増していきそうですよね。

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Source: GitHub

Tom McKay - Gizmodo US[原文
(湯木進悟)

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