Intelの逆襲…来週発表される驚きの新プロセッサーとは?

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Intelの逆襲…来週発表される驚きの新プロセッサーとは? 1
Image: KYTan / Shuttetstock.com

ついに新境地へも突入…。

半導体の性能は、2年ごとに倍に向上していくというムーアの法則のサイクルが、そろそろ進化も限界なのか、だんだんと性能向上スピードが遅くなってきている今日この頃。

Intel(インテル)は、プロセッサーの進化を止めるわけにはいかないし、かといって、まだ十分できあがってもいないのに製品投入というわけにもいかず、頭を悩ませているのかもしれませんね。

そんなIntelですが、このほどengadgetの報道では、来週2017年8月21日(現地時間)に、第8世代のCoreプロセッサー新発表会を実施することをアナウンス。Coffee Lakeのコードネームで開発が続けられてきた最新CPUの全容が、ついにライブストリーミング発表で明かされることになりますよ!

なぜ注目に値するのか?

Coffee Lakeは、Coreプロセッサーとしては第7世代となる、現行のKaby Lake世代の後継モデルに位置づけられます。でも、これまでIntelが踏襲してきたプロセッサー発表の型を破るものになるといわれていますね。

Intelは、プロセッサーの製造プロセスの微細化を、次々と達成してきました。32nmプロセスの次は22nmへ、その次は14nmへといった具合です。いつまでも同じ製造プロセスにとどまり続けるのではなく、ほぼ2年ごとに次世代の微細化した製造プロセスルールへ移行して、新プロセッサーの発表を続けてきたんですよね。

ところが、ムーアの法則のサイクルが延びるにつれて、製造プロセスはそのままに、プロセッサーの改良や最適化だけを図る形での新発表を続けざるを得なくなってきたようです。Kaby Lake世代のCoreプロセッサーは、14nm製造プロセスが採用されていますが、それ以前のSkylake世代、そのまた以前のBroadwell世代でも、同じ14nm製造プロセスが用いられてきました。

そして驚くべきことに、初めて4世代連続で、来週発表予定のCoffee Lake世代の新プロセッサーにまで、再び14nm製造プロセスルールが適用されてしまうみたいですよ。

忍び寄るライバルの陰

実はIntelは、着実に次なる微細化を実現した製造プロセスでの開発も進めていて、順当にいけば、10nm製造プロセスで開発されたCannon Lake世代最新プロセッサーの発表が間近に迫っているはずです。新たな10nmプロセスの時代へと突入し、プロセッサーの進化が続くという流れではあったのですが…。

ここにきて、Intelを脅かしているのが、しばらくは鳴りを潜めた形でもあった、ライバルのAMDの存在でしょう。なんとAMDが新投入してきた「Ryzen」シリーズのCPUは、優れたコストパフォーマンスが大好評を博しています! 新たな「Zen」アーキテクチャに、コア数を増やしたアプローチで、同じ価格帯のIntelのCoreプロセッサーよりも、グンとパフォーマンスがアップすると注目を集めてきたんですよね~。

もちろん、Intelにとっての大本命は、次の10nm製造プロセスへと移行したCannon Lake世代の新プロセッサーにて、ライバルたちを突き放すことなんでしょう。でも、もたもたしていると、どんどんとAMDにシェアを奪われかねません。そこで、Intelも、またもや同じ14nm製造プロセスではあるものの、コア数を増やし、パフォーマンス向上を成し遂げたCoffee Lake世代を投入する策を取らざるを得なかったのかもしれません。

いずれにせよ、わざわざ第8世代に位置づけられるだけあって、現行のKaby Lake世代からの飛躍的な性能向上と、VR時代に最適化された新プロセッサーの登場なども期待できそうです。スマホやタブレット一色の時代ではありますけど、このままCPU開発競争がヒートアップして、PCの復権なんて流れにもなっていくといいのですけど…。

Image: Shuttetstock.com
Source: engadget

(湯木進悟)

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