ソフトバンクの爆買い、インドであらぬ方向に迷走中

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ソフトバンクの爆買い、インドであらぬ方向に迷走中 1
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SnapdealがSnap(パクッと噛み付くこと)してしまいましたね…。

中国アリババの株を売却したことで巨万の富を得たソフトバンクが、次なるネット主戦場インドで大手eコマースのFlipkart、Snapdealをドッキングしてアマゾンに挑む計画がおじゃんとなり、波乱ぶくみの展開となっています。

ソフトバンクの爆買い動向をまとめていたら次から次へと大きなニュースが飛び込んできて、中でも面白かったのがこれなのですが、いんや~すっさまじいです。

Slackに2億5000万ドルの出資をとりまとめるという大ニュースに続き、シンガポールのGrabに滴滴出行(Didi Chuxing)と共同で25億ドルの出資が発表され(東南アジアVC史上最大)、「中国でUberを追い出した滴滴とタッグでUber潰しに本腰だね!」と盛り上がっていたら、なんとUberにも数十億ドル出資を検討中と報じられて「ええっ!?」となるも噂は3日で消え、そうこうしている間にもお掃除ロボットのiRobotに出資して5%の株式GET。そしてこのインドの巨大なニュース。

なんかもう、いつまで経ってもまとまらないのですがっ! どこまで続く、ソフトバンクのおかいもの!

いつまでも寝かせておくわけにもまいりませんので、とりあえず一番新しいインドの話を軸にまとめてみることとします。

インドのプランがぽしゃった理由

インドはこの1年でネット利用人口が40%増え、現在3億5500万人のレッドホット市場です。ここにアマゾンは最低50億ドル(約5536億円)という途方もない軍資金を用意してガンガン入れ込んでおり、2番手、3番手は売れば売るほど赤字が膨らむという、別の意味でレッドホットな苦境に立たされています。

特にソフトバンクがガンガン入れ込んできたSnapdeal(2014年10月に6億7200万ドル、2015年8月に1億ドル出資し30%の筆頭株主になっています)は、かつてのNo.1の勢いはどこへやら。Flipkartにすっかり追い越されて、1年で企業評価額は65億ドルから10億ドルまで落ちぶれてしまいました。

India Timesによると、そこでソフトバンクはFlipkartにSnapdealを買ってくれないかと持ちかけ、合併に約15~20億ドルの軍資金を用意。Flipkart運営会社Tiger Globalから10億ドル分の持ち株を買い上げ、合併後のインド最大のeコマース会社の株式20%を保有する戦略に転じたのですね。ところがいざ蓋を開けてみると…ほかの大株主とSnapdealの創業者2人の猛反撃に遭いました。「7億(当初提示額)とか8.5億ドル(最終額)とか、そんな二束三文の値段で売れるか!」というんですね、はい。

で、創業者サイドはなんとモバイル決済子会社「FreeCharge」を二束三文の値で売って当座食いつなぐ軍資金を用意するという謀反に出たのです。現地報道によると、もともとソフトバンクとは事あるごとに衝突してきたそうで、売り急ぐソフトバンクへの不信感が積もり積もって株主利益も従業員利益もなりふり構わずちゃぶ台返し、というわけですね。

FactorDailyによると、7月28日から始まった役員会は延々48時間にもおよび30日には破綻が確実となり、31日、Snapdealのクナル・バールCEOは合併を正式に断るとともに「Snapdeal 2.0」という独立経営に向けた経営合理化戦略を発表しました。

合併にひたすら希望をつないできた社員の衝撃は激しく、火曜の社内はまるでお通夜のようだったとインドのMoneyControl.comは書いています。そりゃそうです。2015年4月に4~4.5億ドルのインドVC史上最大額で買収したFreeChargeを、その5分の1の6000万ドルで売ってしまったんですよ? 暗くもなりますわ…。

2014年当時9,000人いた社員は昨年6,000人となり現在1,100人。合併破綻でリストラされる人数は500人とも800人とも噂されています。社内ではすでに履歴書を書く社員もいたとのことです。

こっちのペインはあっちのゲイン。2番手のFlipkartは合併こそポシャったものの、ソフトバンクからは予定通り最大20億ドルの投資がガッツリ行なわれるとのことです。春にMicrosoft、eBay、Tencent(騰訊控股)から入った14億ドルの大型調達に次ぐソフトバンクで、むしろ余計なお荷物を背負わずに生き残りに集中していける資金の足場が一気に固まりました。

どうなるインド? しばらく目が離せませんね。

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Source: Mint.com, MoneyControl, India Times, FactorDaily

(satomi)

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