iPod風のeブックリーダー「Cool-er」速攻レビュー
価格: 250ドル(約2万5000円)
判定:あらゆる意味でチープ。でも使えます。Kindle 2と同じ6インチの画面。コンピュータ独特の書体で、Kindle 2の印刷っぽい書体とは違う印象ですよね。文字サイズはもちろん調整可。90度転回して、ランドスケープモードで読むこともできます。
「eブックリーダーのiPod」を目指してデザインされました。女の子は見た目で飛びついちゃいそうですよね。外観とカラー8色取り揃えた点は目的達成ですけど、ユーザビリティと中のデザインは今ひとつかな。Kindle 2よりかなり軽いので、歯磨き・トイレ・寝ながらでも片手で楽に持てます。

問題はインターフェイスですね。中国の模造品みたいで、単に大きなiPodという感じ。D-Padのスクロールホィールでメニュー選択とページをめくる両方を行うんですが、これは読書に最適とは言えません。横長だとページをめくるのは片手だけになっちゃうしね。オンスクリーンのUIも小さな会社が作った、というのが分かっちゃいます。でもこれはユーザーの方が慣れなくちゃ、ね。
オーディオブックはSDカードからMP3で再生できます。Kindle 2のテキスト読み上げ声はロボットみたいで聞き取りづらいので、これはいいですね。 読書しながら音楽聴けるのもナイスですが、本からいったん出て楽曲ファイル開かないと再生コントロールできないので中途半端。きっとオーディオブック専用なんでしょう。
eBookはmini USBかSDカードで取り込みます。Macとの互換性は今ひとつで、OS X経由でファイルを転送しようとすると、(Macが外付けドライブに保存するメタデータファイル用の)空っぽのフォルダーが4つできて削除できなくなっちゃうようです。バッテリー残量は気分次第で伸縮するのでアテになりません。Kindleのような途中眠って大丈夫な自動スリープモードも無し。
何が読める?: 本は例えばトゥイーン(8-12歳のティーン予備軍)に大人気の吸血鬼シリーズ、Stephenie Meyer著『The Host』がcoolerbooks.comでは20.79ドル(約2000円)で、AmazonのKindle用は9.99ドル(約1000円)です。昔の売れ筋でない小説は両者とも相場は同等。Cool-erリーダー持ってる人は小売価格の25%引きで本が買えますよ。
coolerbooksはAmazonほど品揃えもありません。写真で使われてるIan FlemingのBondシリーズも一冊もなかったです(Amazonは全巻各9.99ドル(約1000円)にて取り扱ってます)。
違法コピーも読める: でも、Cool-erはKindle DX同様、ネイティブでPDFフォーマットに対応してるので、ダウンロードしたりトーレントで入手したeBookは簡単に読めますよ。まあ、本当に違法コピーの本が読みたければKindle 2だって本をcalibreで互換フォーマットにトランスコードするだけで読めるので、それほど大きなメリットってわけでもないですが(メール送信でも大体は読めるようですね)。ソニーのもPDF対応だし。
Kindleと並べてみましょう。
他の機種と比べると?: Kindle 2やタッチ対応のSony PRS-700リーダーほど良くはないんですが、170ドルのEctaco jetBookリーダーほどひどくもなく、その中間ですね。
これで値段が199ドル(約2万円)なら、タッチスクリーンや離陸前に直接端末に本をダウンロードするとかのエキストラを求めない「読めればいい」人にはおすすめなんですが、250ドル(約2万5000円)ですからねー。ソニー(PRS-505)より50ドル(約5000円)しか安くない(PRSも特価品は249ドルだし)。
50ドルの差が大きいと思う人は「Cool-er」、思わない人はソニーかKindle 2でしょう。199ドルだったら本当にいいんですけどねー。だって、悪くないリーダーだし。単に市販の製品に比べちゃうと見劣りするだけで。
[Cooler]
Jason Chen(原文/訳:satomi)
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*ご指摘ありがとうございました! 記事修正いたしました。












