ナチュラルに運転して! 電気自動車・日産リーフに試乗してきました(動画あり)

不自然なほど静か。
日産が今秋から発売する電気自動車、リーフに試乗してきました。電気自動車というから何か特別なクルマかと思いきや、すべてがナチュラル。自然に走りだせます。ところが大きく違うのがその静粛性。当たり前なんですけど、エンジン音がしないんです。アイドリングもないし、動き出すとタイヤの走行音や窓から入ってくる風の音にまぎれてモーターやミッションの音はほとんど気になりません。詳しくは続きを読むからどうぞ。
まずは車内の様子を動画から。
(ドライバー:いしたにさん)
まずエンジンスタート、ではなく電源ONから。まるでPCを立ち上げるようで、起動メロディが鳴るのが印象的。起動してもエンジン音はせず無音のまま。シフトレバーではなく、バイワイヤシフトでDレンジに入れるのですがその操作感はまさに未来。サイドブレーキも電子式なのでそのままアクセルを踏みこめば自動的に解除されます。
(起動音)
気になるモーターはとにかくパワフル。アクセルを踏み込めばグォーーっと加速します。280Nmという大トルクとはいえ昔のターボ車のような暴れん坊っぷりはなく、ラフにアクセルをあけても滑らかに加速するので安心。さすがは未来のクルマ、なにもかもがコンピュータ制御です。
ハンドルはくるくる軽く回せます。ハンドリングを試すほどではないですが、FFにありがちなフロントヘビーな印象はなく、重量物であるバッテリーが床下に配置され、マスが中央に集中しているドッシリ感がありました。
逆にブレーキの初期タッチはカッチリしてます。ただ感触ほど重いわけでなく、ブレーキの効きはしっかりしていてもちろんキッチリと止まりますからご安心を。
試乗は蒸し暑い炎天下の中行われたので、窓は開けっ放し。走行音や風切音が入ってきてこの静かさですから、本当にエンジンノイズ、排気音ってのがいかに大きかったか改めてわかりますね。外から撮影した動画もどうぞ。
(走行動画)
これだけ近寄ってもEVの走行音は環境騒音にまぎれてほとんど聞こえません。確かにこれは安全のために車両接近通報装置が必須になるわけです。できれば味気ない音じゃなくて着メロみたいにカスタマイズできるといいんですけど、どうでしょうね。「かわいいかわいいさなかやさん」とかチャルメラの音とか入れてみたい!
(車両接近通報装置音)
今までのガソリンエンジン自動車とまったく違うテクノロジーで開発されたEV、リーフですけど乗り味はとにかくナチュラル。乗り換えても違和感はないどころか、高級車のように静かで快適なドライブを堪能できます。一方気になる航続距離は日産ディーラーに充電設備を設置したり、市町村と協調してインフラの整備も進めています。通信機能を標準装備し、ナビだけでなくきめ細かい充電情報提供なども専用ITシステムで完全バックアップ。携帯電話でエアコンONもできて、冷え冷えになった車内に乗り込めます。
今まで自動車メーカーといえばクルマだけ作っていればよかったわけですが、電気自動車という新しいパラダイムになったときにもっと総合的なサービス産業に変化しつつあるんですね。ガジェット好きなギズモードとしては、クルマが電気自動車になったというよりも、ガジェットにモーターとタイヤがついて走りだしたワクワク感がありましたよ。
電気自動車の未来に大期待です。
[日産 | 電気自動車(EV)総合情報サイト、NISSANev]
(野間恒毅)
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