ロシアの原子力発電所は1万個のボタンでコントロールされている!(写真あり)

007のセットですか? それともスタートレック?
と思うような場所ですけど、ロシアの原子力発電所のコントローラールームなんです。驚くべきは、このボタンの数! 計測器の数! 読み出しの量! ロシア人の技術者たちは、これを全て滞りなく使いこなすことができるんでしょうか...。
だって、こんななんですよ...。
ちなみに、この1990年に建てられたポスト・チェルノブイリは、周囲30キロメートルのセキュリティー・ゾーンを設けているんです。そこには色々なセンサーとモニター装置が設置されていて、環境がどんな状態になのかを常に計測し、どんなにわずかでも平均放射線量に異変があればレポートするようになっているそうです。
ただ、1990年に完成したなら、カラー・コンピューター、マウス、通常のハイテクユーザーインターフェイスを利用することはできたはずなのに、クラクラ眩暈がするほどのプラスチック・ボタンを採用...。この技術者たちは、必要な時に必要とするものを表示する1つのスクリーンよりもコッチの方が良いのかなぁ? とか、このスタートレックのセット風な設備を見ると本当に安全なの? 操作を間違っちゃったりしないの? なんていう不安がよぎってしまいますよね?
そんな疑問について、Technology ReviewのChristopher Mimsさんの、なるほど~な説明がありました。
接触はパワフルな事。触ることが大切なんです。iPadをタッチする接触とは違うんですよ。私が意味している接触は、リアルな世界、日常の中で物理的に体験し感覚中枢を刺激する接触なんです。
私たちの脳と手は理由があって進化してきました。遠い先祖たちが環境に適応し、殺されないように危険から身を守るために進化してきた過程で、私たちはポチっと押すことで情報処理していたのが、ポチっとした手の感触が無いと、その情報を上手に処理することが出来ないんです。つまり、私たちの進化の状態では、まだ仮想ディスプレーとインターフェイスでは、「クリック」してないんです。
ロシアの原子力発電所のデザイナーのUI哲学に、これが影響しているのかは確かじゃないですけど、この話を聞くと、このロシアの原子力発電所のボタンに納得しちゃいません?
[All photos by Ilya Varlamov; Hat tip to Technology Review]
-John Pavlus - Fast Co Design (原文/junjun )














