蜂蜜で殺す方法があるんだよ、ダーリン。それは本当なの、ハニー?

さよなら愛するハニー。やめて愛しいダーリン!
食べたものは血となり肉となりますから、何を食べるかによって人って変わりますよね。内蔵系の働きもだし、外見の肌質や、また体臭なんかも食べているもので変わります。これは人間だけではないんですって。例えば、蜂も。そしてその蜂が作りだすハチミツ、これは蜂が何を食べたかによって違ってくるのだそうです。
例えば、ハチミツを作るために蜂が体内にとりこむ花の蜜、この花の蜜は蜂の体内を経てハチミツとなった後でも、その成分はそのまま。つまり、蜂が花蜜を得るツツジが毒ツツジであれば、毒ハチミツ(通称Mad Honey)を作ることができる、ということです。
例えば、野性のツツジが咲き乱れる地域トルコでは、この毒ハチミツは昔からある広く知られたもの。古くはローマ時代から、毒に犯された蜂の巣を使った軍の作戦があったということです。
毒ハチミツにはグラヤノトキシンが含まれています。グラヤノトキシンは、細胞の膜組織のナトリウム通路にくっつく植物毒の一種。この毒は、細胞膜組織の通路が閉じたり働きを抑えることを封じてしまいます。これは、バイアグラが血流を股間部分でキープさせるのとよく似た作用。効果は数分から3時間にまで及ぶことも。その間、流涎・発汗・嘔吐・めまい・衰弱・口の周りの麻痺・低血圧を引き起こします。もし、毒ハチミツを多用摂取してしまえば、これらの症状もより活発に起き、気を失ったり、体の自由が利かなくなったり、ひいては心臓発作を起こすこともあるのです。
毒ハチミツは、現在でも中東で殺人の道具として使われているもの。最近では、トルコの病院でとあるカップルが毒ハチミツが原因で病院に運ばれました。医者が検査をすると前述のような症状がみられ、カップルに問いただすと、性生活をより楽しむために毒ハチミツを1週間ほど摂取していたと白状したそうです。しかし、カップルが口にしていたのは、1度につきティースプーン1杯程度の量の毒ハチミツ。そんなわずかな量で病院行きの症状がでるのなら、大量に毒ハチミツをとれば心臓発作の危険性はそりゃぐっとアップしますね。
グラヤノトキシンが多く含まれた毒ハチミツだってハチミツです。きっと見た目や味ではよくわからないのでしょう。ハチミツ、この甘ぁい食べ物がまさか殺人の道具になるとは知りませんでした。
気をつけようねハニー。
[Neuroskeptic - Boing Boing - Grayanotoxin Wiki]
Image: Siberian Lena / Shutterstock
そうこ(Andrew Tarantola 米版)
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