【大人の社会科見学】ひとりでできるもん! Made in Japanにこだわるロジテックの工場に行ってみよう!!(写真ギャラリーあり)

やあ、まつばんだよ! 今日は長野県伊那市にやってきたんだ! ここには、国内生産にこだわるメーカー、ロジテックの自社工場があるんだよ。みんながパソコンやテレビでお世話になっている外付けHDD、いったいどうやって作られているのかな? さっそく工場に行ってみよう!

工場に入ると、作業服を着たお姉さんたちがパソコンを組み立てているぞ〜。いったい何をやっているのかな?
「これはね、業務用パソコンを組み立てているのよ」

お姉さんは、手を休めずに真顔で答えてくれました。お姉さん、業務用パソコンってなーに?
「医療や産業用システムに組み込まれたり、カラオケ店やレストランなどにあるタッチパパネルを使ったパソコンなど、一般のパソコンとは違う、カスタムオーダーメイドのパソコンのようなものよ」
ふーん。そうなんだ。僕らが使っているパソコンとは違うのかな?
「基本的には一緒だけど、壊れにくくするために高品質のパーツを使ったりするから、ちょっとお値段が高いの。しかも、あんまりみんなからは見えないところで働いてくれている、縁の下の力持ちみたいなパソコンよ」
なるほどー。プリクラの機械なんかにも入ってるんだってさ。ロジテックっていろんなパソコンを作っているんだね。

あれ? 工場の奥のほうにもお姉さんがいるぞー。こんにちはー、何を作っているの?
「ここでは、HDDの組み立てをしているのよ」
へー。意外と質素な感じなんだねー。なんで2人でやるの?
「一人が本体を組み立てたら、もう一人がチェックと梱包をするの。2人で1台を2分30秒くらいで組み立てられるわよ」
お姉さんたちすごい! こんな話をしている間にも、次々とHDDができあがっていくね。僕もやってみたいなー。
「まつばんもやってみる? それじゃあお姉さんたちの先生に教えてもらいましょう」
あれ? お姉さんに教えてもらえるんじゃないの? なんかおじさんがやってきたけど。
「こんにちはまつばん。おじさんがHDDの組み立て方を教えてあげるから、作ってみるかい?」

うん! やってみる! ということで、まつばん、初めてHDDを作ってみるよ。ページの都合で、ギャラリーで作業風景を見てね。
かんせーい。でも、1台組み立てるのに1時間くらいかかっちゃった。やっぱりお姉さんたちはすごいや!
ちなみに、今回まつばんが作ったHDD、ちゃんと出荷されてるんだ。製品は「LHD-EN1500U2W」、シリアルナンバーは「1BA618000002D」。もし、この製品を買ったら、それはまつばんモデルなんだ! ラッキーだね!!
WEB直販限定だから、こちらからチェックしてみてね。
もし、このまつばんモデルを手に入れた人がいたら、シリアルがわかるように写真を撮ってメールに添付して編集部まで送ってね。ギズモードロゴ入りマグカップと5周年記念ステッカーをプレゼントするよ。

さて、今度はHDDの開発をしている人たちに、新しいHDDのことを聞いてみるよ。お話をしてくれるのは、左から取締役の新宅さん、商品開発チームリーダーの野溝さん、広報担当の三村さんだよ。

三村さん、いきなり話し始めたよ。
「チョット前にね、ハードディスクの事業がつぶれちゃうじゃないかっていうときがあったんだ。そのとき『もう最後かもしれない』と思って発売したLHD-ENU2Wシリーズが大好評で、なんとか事業を続けられるようになってね。だからこの製品は、ファイナルファンタジーって呼んでるんだ。最近のHDD業界は、安ければ売れるという、あまりよくない状況だったんだけど、うちの会社は品質にこだわって作っているよ。その分ちょっと高くなっちゃったけど、かなり売れてね。いつも楽天ランキングで1位なんだよ」
へー。どんなところがすごいの、そのHDD。
「まず、ファンレスで静かというところ。HDDにもこだわって、音の静かなGreenドライブだけを使っているんだ。あとは放熱性。縦置きにしても横置きにしても、熱が下から上に逃げるように設計されている。最後がデザイン。ぴかぴかの鏡面仕様で、グッドデザイン賞ももらったんだよ」
なるほどー。こだわりが産んだ製品なんだね。
「そのLHD-ENU2Wシリーズを出したときに、ユーザーさんからいろいろな意見をもらったんだ。その意見を活かして作ったのが、このLHD-EGU3シリーズだよ」
おお、なんかかっこいいなー。どんなところがすごいの?
「最近のHDDの流行として、ファンレスが多かったんだ。うちもやってるけどね。でも、ファンがあったほうが、絶対にHDDの信頼性は高くなるんだ」
なんで?
「ファンがあれば、熱くなったHDDをちゃんと冷やすことができるからね。でもファンをつけると音がうるさくなるし、値段も高くなっちゃう。それでもおじさんたちは、HDDに入っている大事なデータをきちんと守りたいと思ったんだ」
でも、それじゃあ、今までやってきた「静音性」というのがなくなっちゃうんじゃない?
「そうなんだよね。そこで、冷却性能と静音性を両立させたHDDを作ろうとがんばったんだよ。具体的には、ファンの回転性能を半分に落としているの。そして、HDDの温度が46度を超えないとファンが回らないようにしているんだ。HDDの危険温度は55度って言われているから、46度ならば問題ないんだよ」
なるほどー。ただ冷やすんではなくて、必要なときに必要な分だけ冷やすっていう感じなんだね。これなら、普段はファンが回らなくて静かだし、冷却性能も犠牲にしてないのかー。でも、ファンの位置が普通の外付けHDDとは違うね。
「本体を薄くするために、ファンをあえて側面の上につけているんだ。そして、本体の左下の前方だけに穴を開けて、熱が下から上に抜けるように工夫しているんだよ」
なんだかよくわからないけど、細かい工夫をしてるんだねー。ファンが回っていないときでも、熱が下から上に抜けるようにしてるんだ。熱の特性をしっかりわかっているからこそできるんだね。

「ケース内には、HDDを載せた場合にちゃんとファンから排気ができるようにラインがあるんだよ」
うわ! いきなり野溝さんがしゃべったよ。びっくりしたなぁ。このラインがあるだけでも、全然違うの?

「この溝があることで、下から吸った空気をHDD上を確実に通過してファンに行くようにできるんだ。ねえ新宅さん?」

「そうなんだ。風の流れをコントロールするためのラインなんだよ。これがないと、ケース全体に風が行き渡ってしまって、冷やしたい部分を冷やすことができないんだ」
なるほどー。見えないところにもいろいろな工夫があるんだね。ちなみに、外付けケースだけでも販売しているんだよね。高速回転をするHDDを自分で載せる場合に、このラインがあるとないとでは、冷却性能が大きく違うみたい。ほかにもすごいところがあるの? 三村さん。
「ファンの取り外しができるんだ。そうすることで、買ってくれた人がもっと静かなファンに取り替えたり、ファンレスにしたりすることができるようになっているんだよ。あとは、デザインかな。ピカピカのボディはきれいなんだけど、指紋がついちゃうから、あえてブラストと鏡面のストライプのパターンにして、指紋がついても目立たないようにしたんだ」
すごーい。このデザインかっこいいもんね!
「こういうマニアックな外付けHDDは、なかなかないんだよ。こういうのはパソコンに詳しい人たちがまず好きになってくれるんだ。そうすれば、一般の人たちも使ってくれるようになると思ってるよ」
そうかぁ。いろいろ考えて外付けHDDを作っているんだね。こっちにあるのは何?
「これは、2.5インチのポータブルHDDケースLHR-PBKU3シリーズだよ。ほとんどの2.5インチのHDDケースは、プラスチック製なんだけど、これはアルミ製。でも、ただのアルミだと持ち運んだ時にかっこわるいから、レザー調やカーボン調のデザインにしてみたんだ」
これかっこいいなぁ。どんな人が使うんだろう?
「ビジネスマンや、お医者さん、大学の教授なんかに人気があるんだよ。思ったよりも法人需要があって、大量発注が来ることもあるんだ」
三村さん、急に大人な話をするから、まつばんびっくりしちゃったよ。でも、見た目にこだわる人たちには、いい製品だよね。
長くなっちゃったから、そろそろ終わりにしたいんだけど、最後に一言ずつお願いしていいですか? まずは新宅さんから。

「おじさんたちの会社は、外付けHDDをWeb直販限定で売っているんだ。だから、その分買ってくれたお客さんの要望がインターネットを通じて直接聞こえる。そのおかげで、お客さんの声を次の製品に短い時間で反映できるのが強いところだと思っているんだよね。お客さんの求めているものに、いちはやく応えていけたらいいなと思っているよ」
じゃあ、次は野溝さん。

「お客さんの声が聞けると、開発するときにモチベーションが上がるんだ。だから、僕達の作った外付けHDDがいっぱい売れて、いろんなお客さんの要望が聞ければ、よりよい製品が作れると思っているよ。そういう環境が生まれるといいなと願っているんだ」
それじゃあ、最後に三村さん。

「国内のメーカーで、商品の企画からものづくりができるというのは、とてもありがたいことなんだ。しかも出荷まで、この工場でやっている。こういうところは、うち以外はない。その部分を強みにして、これからもどんどんいい製品を作っていきたいですね」
今日はどうもありがとうございました。まつばん、とっても勉強になったし、ロジテックの外付けHDDが大好きになったよ! 今度HDDを買うときは、絶対ロジテックにしようっと!!
じゃあ、今日はここまで。今度はどこの工場におじゃましようかな!? バイバーイ!!
[ロジテック]
(三浦一紀)





























