悪態の効用。ふだん罵らない人はいざというとき罵ると忍耐力が増す

つま先踏まれたり肘ぶつけたとき、とりあえず「ク*$#@!」と悪態つくとスッと痛みが和らぐ気がしますよね? あれって気のせいじゃなく、科学的に見ても罵詈雑言には痛み止めの効果があるんだって!
キール大心理学研究所のリチャード・スティーヴンス(Richard Stephens)博士が「The Journal of Pain」に発表した研究によれば、汚い言葉で罵ると「stress-induced analgesia(ストレスによる無痛覚)」、俗に言う「fight or flight(闘争・逃走反応)」なるものが引き起こされ、アドレナリンが一気に増し、このアドレナリンが強烈なクスリみたいに効くお陰で、痛みの元を体が認識するまでの間も痛みをこらえることができる、というのです。
「そんな効き目があるなら朝から晩まで悪態ついてやろう」と思ったそこのあなた、ちょっと待った!
あまり普段から悪態ばかりついてる人は、いざ本当に痛みが襲ってきて悪態ついても、同じ効用が得られない、ということもこの研究では分かっているのです。狼少年みたいなもので、「この人が悪態つくんだからよっぽど痛いんだな」という人にしか体も真面目に対応しないんですね。
実験では被験者の両手を氷水に漬けて身を切る冷たさにどれぐらい耐えられるか時間を測ってみました。すると滅多に汚い言葉で罵らない人が罵ると、罵らない時の2倍の長さ耐えられることが分かったのです。ところが、しょっちゅう汚い言葉で罵る人は、罵っても罵らなくても全く違いは確認されませんでした。
そんなわけで、みなさん、「そんな汚い言葉遣いはいけません!」というお母さんの言いつけにはちゃんと意味があったんです。神様にバチが当たるから...というより、いざというとき効かなくなるでしょ! とっておきなさい!...ということを無意識に伝えていたんですね~はい。
もう今から控えても遅いので、凍った川に転落した時にはもっと汚い言葉をなんか考えることにします。
[The Independent via TechDigest.tv]
BRENT ROSE(原文/satomi)
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