MacBook Air対Kindle Fire、投票で2011年最重要ガジェットに選ばれたのは...?

AirとFireがぶつかったら、どっちが勝った?
この年末年始、米Gizmodoで「2011年の最重要ガジェット」を決める読者投票が行われました。まず予選で数十万の投票により決戦出場ガジェットが決められ、決戦でも数万票が投じられて勝者が決まりました。決戦に出場したのは、以下ふたつのガジェットです。
・MacBook Air 2011年モデル
MacBook Airはいつだって美しいんですが、今年のモデルはそれだけじゃありませんでした。それは、スリムなノートパソコンでもユーザーのわがままに応えられることを表す代表的な存在となったのです。ハードウェアもユーザーの要求レベルに追いついてきており、MacBook Airの完成形といった印象があります。もはやアップル製品のひとつというだけではなく、他の「ウルトラブック」と言われるノートパソコン群の丸1年分先を行くことで、Windowsベースのノートパソコンに革命を起こすドライビングフォースともなっています。
MacBook Airについては、ユーザーや市場のあり方といった要素を切り離しては評価できないと思います。なぜならこのマシンの功績は、ユーザーが真に美しく、かつスペックもしっかりしたマシンを求めていることをみんなに気づかせた点にあるからです。
・Kindle Fire
Kindle Fireに関しては、スペックはそれほど重要ではありません。このタブレットは、エコシステムやユーザー体験がスペックより重要であることを体現しています。Kindle Fireはすでに数百万台も売れに売れて、7インチタブレットにも一定規模の市場が存在することを証明しました。みんなが待ち望んでいた、iPadや他の上位タブレットに対する安価な代替商品となったのです。同時に、アマゾンのサービスやプラットフォームでもあります。Kindle Fireは、ガジェットとしての高い価値を低価格で実現した初めてのAndroidタブレットです。
米国内ではKindle Fireをクリスマスに両親にプレゼントしたり、買うように勧めたりした人も多かったと思われます。
・そして、結果は...
いずれ劣らぬインパクトを持った製品でしたが、投票の結果...2011年最重要ガジェットは、MacBook Air 2011年モデルとなりました!
ただし得票差はわずかに1パーセント(50.87パーセント対49.13パーセント)と、本当にわずかな差でした。投票期間中ずっと大差がつくことはなく、下に引用する読者のみなさんからのコメントにもそれは表れているかと思います。米Gizmodo編集部内でも意見は割れ、熱い議論が交わされました。
米Gizmodo読者の方々もこんなコメントで激論してくれました。
G_Money21さん:
Kindle Fireに「必要な」機能がないからって叩く人たちって、笑える。GPSがない! とか、カメラがない! とか。僕はiPhone 4持ってるけど、FaceTimeを何回使ったか...。多分4回くらい。iChatをMacBookで何回使ったか...。多分3回くらい。Kindle FireにはGPSがないけど、車に乗せてカーナビにするだろうか? ほとんどの人は家の中でしか使わないんじゃないだろうか。もし家の外で使うときは、電子書籍リーダーとしてだけだろう。Fireはみんなが必要とすることの95パーセントはやってくれる。それも、競合商品より60パーセントも安い価格で!!!! Retinaディスプレイがほしいかと言われれば、たしかに。ストレージ16GBも使うかと言えば、それもそうだ。でも、いったんナードの視点を外して考えるべき。アマゾンはアップルの十八番に見習ってる。KISS、Keep It Simple Stupid。簡単なインターフェースが、アプリや映画や本や音楽も載った完成された安全なエコシステムと組み合わされているんだ。
Fireは、スペックオタクが好むと好まざるとにかかわらず、ゲームを変える存在だ。
strausdさん:
実際、MacBook AirはKindle Fireより革命的。筋金入りのPCのファンボーイにとっても、MacBook AirはWindowsベースのラップトップを変えてきたし、変え続けている。Kindle Fireは単なる安価なAndroidタブレットだと思う。ただし数あるチープなAndroidタブレットの中では一番インパクトがあったけどね。それでも、安価なAndroidタブレットのひとつには変わりない。
Michael Alcantaraさん:
Kindle Fire vs. iPadは、Honda vs.BMWみたいなものだ。比べようがない。以上。
GDSさん:
Kindle Fireを見てみよう。
・7インチスクリーン
・8GBフラッシュメモリ
・バッテリーライフ7.5時間
・GPSなし
・カメラなし
今回は「重要性」の勝負で、スペックの勝負じゃないよね。スペックだったら、iPad 2がKindle Fireに圧勝。Kindle Fireは初めての安い、ジャンクではないタブレットだと思う。Kindle Fireがリリースされてから、他のAndroidタブレットは改良されただろうし、iPadもそうだと思う。産業はこうして進化していくはず。MacBook Air 2011年モデルはスペックがすごいだけじゃない。Intelのiシリーズのプロセッサ(i3、i5、i7)を誇り、RAMやSSDの容量も改善されている。2010年モデルは薄く軽かったが、機能性に欠けていたし、栄誉あるネットブックになろうとする傾向があった。でも2011年モデルがあったから、市場を失わずに済んだ。MacBook Airは、今やMacBook Proにも挑もうという勢いだ。
とはいえ、勝者はいずれかひとつ。自分はアップルのファンボーイだけど、Kindle Fireに票を入れたい。理由は、コンピューターは終わりつつあり、タブレットが取って代わろうとしているから。そしてKindle Fireがタブレット市場をまったく違うカテゴリの人に対しても開いたから。
Mac Muncherさん:
MacBook Airはウルトラブックの基準を決めた。それは競合がいまだにネットブックのポジションから目指している基準だ。それに対してKindle FireはiPad 2の後塵を拝する安いタブレットに過ぎない。試合、終了。
rural_jurorさん:
自分の予想ではKindle Fireが勝つと思う。それに値するからではなく、アンチアップルな人たちが結託してAirを負かそうとするだろうから。
captainatom1さん:
AirがFireを消すんじゃない?
funstrawさん:
これは「今年の最重要ガジェット」であって、「今年のガジェット」じゃないよね。それならKindle Fireに投票したと思う、「アップルに対し、誰もしなかったような形でタブレット市場を開いた」という意味で重要だと思うので。それにMacBook Airはただのアップグレードであって、重要なリデザインとか技術的ステップではない。が、単に今年のガジェットであれば、MacBook AirがKindleを吹き飛ばしてしまうのは明らか。
Kindle Fireは日本で正式販売されてないのでちょっとぴんとこないところもあるんですが、MacBook Airと互角の勝負だったとは、期待大ですね。2012年はどんなガジェットが最重要になっていくことでしょうか?
Kyle Wagner(原文/miho)
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