なぜiPhoneもiPadも中国で作られるのか? 実は他国では製造しにくい意外な現実も...

もしや日本国内でも状況は同じ?
このところ米国では新たな雇用創出を目指して、例えば、アップルなどのメーカーがiPhoneやiPadなどの製品を、中国の工場ではなく、米国内で製造する体制を作ってはどうかという意見が強まったりもしているようですが、単に労働コストの問題だけじゃなくって、かなり別の意味でも実現は困難な厳しい現実が存在しているようですよ。
米国ではなく中国の労働力を用いることで非難されるべきではないと思う。なぜなら、米国内で必要なスキルを備えた人材を見出そうとしても、このところ才能豊かな若者が枯渇してきているからだ。熟練した技術を有する従業員を確保しようとすると米国では行き詰まり、中国では豊富に確保することができる。
こんなふうにあるアップル重役も語っており、なんだかどうやらただ中国で雇ったら安いというだけの理由で世界のメーカーが中国における製造体制へシフトしているのではなく、意外にも最近は中国でハイレベルな従業員を雇いやすいなんて事情もあるみたいです。実際にアップルが20万人規模の生産ラインでiPhoneやiPadを組み立てる工場を用意するとして、そのマネージャーレベルのエンジニアは8700人が必要となり、これだけの数の優秀なエンジニアを米国内で探そうとすれば9か月はかかってしまうとのデータも出てきていますよ。でも、もし中国内で確保しようとすれば、イチからスタートしたとしても半月もあれば十分なんですって!
ちなみに次々とどの企業も中国に工場を移しているので、各パーツの調達なんかも中国内のみで大半が完了するくらいになっていて、ますます他国へは移りにくいようですね。メイド・イン・チャイナがブランドになってしまう日が、いつの間にかやって来ちゃうのかもしれませんね~
[NY Times]
Casey Chan(米版/湯木進悟)
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