iPhone 6とiPhone 6 Plusの周波数帯で現状わかること=ものすごい実力を秘めている

2014年9月10日 06:12

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SIMフリー版iPhone 6の発売が気になるぞ。

本日、満を持して発表されたiPhone 6とビッグなiPhone 6 Plus。外観デザインやディスプレイ、それにスペックまでさまざまに進化していますが、ここでは日本で発売されるiPhone 6が対応するLTE周波数帯がどんな特徴を持っているのか、くわしく解説したいと思います。


20ものLTE周波数帯に対応


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日本で発売されるiPhone 6のモデル番号はA1586、iPhone 6 PlusはA1524となりますが、このどちらもなんと20ものLTE周波数帯に対応する、超ワイドレンジなモデムチップを搭載しているんです。iPhone 5sの時は13のLTE周波帯数に対応と騒がれましたが、今回はさらにさらにグーンと対応周波数帯数が広がりました。

そして20ものLTE周波数帯に対応したおかげなのか、今回のiPhone 6はGSMモデル、CDMAモデル、そしてその両方とTD-LTEに対応したモデルのたった3モデルしか登場しないんです。日本のキャリアから取り扱われるのは3つ目のモデル。つまり、日本で買えるiPhone 6が周波数帯的にはすべてをカバーしており最強、ということになります。これを聞いたら日本モデルのSIMフリー版iPhone 6が俄然欲しくなってきませんか?

また、おそらくiPhone 6のSIMフリーモデルは国内でも販売されそうなので、そのiPhone 6はSIMを入れ替えるだけで全世界で利用できる(iPhone 6が現地キャリアのLTE周波数帯に対応していた場合)可能性が高いことになります。これってちょっとすごいですね! まさに、SIMフリーiPhone時代の到来って感じです。


キャリア別のLTE対応状況


日本で発売されるiPhone 6が対応するLTE周波数帯はFDD-LTEが(1、2、3、4、5、7、8、13、17、18、19、20、25、26、28、29)TD-LTEが(38、39、40、41)となっています。そして、日本の3台キャリアが提供するLTEサービスの周波数帯は以下のとおり。

ドコモ:1,3、19、21、28(来年より)
KDDI:1、11、18、28(来年より)、41(WiMAX 2+)
ソフトバンク:1、8、41(AXGP)

iPhone 6は各キャリアが提供するプラチナバンド帯のLTE(ドコモのバンド19、KDDIのバンド18、ソフトバンクのバンド8)きっちり対応してますね! プラチナバンド帯の電波は建物の中やビル街でどれだけ安定して通信ができるかに深く関わっていますから、ここは一安心です(ただし、正式にはキャリアからの発表を待つ必要あり)。

一方、iPhone 6はドコモのバンド21、KDDIのバンド11という、1.5GHz帯を利用するLTEに対応していないことがわかります。この周波数帯は国際的にもあまり利用されていないので、これは仕方ないのかもしれません。


150Mbpsの高速LTE通信にVoLTE、キャリアアグリゲーションもつかえるぞ


さらに、iPhone 6はスピードアップした150MbpsのLTE通信や次世代通話サービスのVoLTEに対応しています。VoLTEとはVoice Over LTEの略で、LTE通信を利用した次世代の通話サービス。

VoLTEは現在ドコモが開始しているほか、auとソフトバンクも時期は未定ながら導入を予定しています。

VoLTEに対応したスマートフォンはクリアな通話が可能なだけでなく、通話や受話時の待ち時間が減少したりとメリットだらけ。キャリアによってはビデオ通話や通話中の高速通信など、オリジナルなサービスも用意されます。

また、iPhone 6は複数の周波数帯を束ねて利用するキャリアアグリゲーションに対応している点も大きな特徴です。iPhoneを販売する予定の日本の通信キャリアの中では現在auが先行してキャリアグリゲーションを開始しており、ドコモとソフトバンクは今後の開始を予定しています。iPhone 6が日本でキャリアアグリゲーションを利用できるとすれば、過去のiPhoneよりもさらに安定した、そして高速な通信環境が実現できそうです。

ただ、キャリアからは現時点で発表なし。アップルがiPhone 6でVoLTEとキャリアアグリゲーションに対応すると発表したことを受けて、各キャリアがどう動くのかは続報をお待ちください。

これまでとは大胆にデザインやコンセプトを変えてきたiPhone 6ですが、その通信能力も大幅に強化されているみたいですね。スペックや画面サイズも気になるけど、スマートフォンの基本は通信に通話。iPhone 6はその点でも過去最強のiPhoneとなる可能性は高そうです。


(追記 2014年9月10日10:43、11:13)
文章の一部を修正いたしました。ご指摘ありがとうございました。


source: アップル

(塚本直樹)

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