マイクロソフトの支援の元、2004年からワシントン州立大学で学生の研究課題として開発されてきた「Paint.NET」の新しいバージョン(2.64)が7月9日にリリースされました。
このPaint.NETですが、Windowsに標準でついてくる「ペイント」に比べ、はるかに強力なお絵かきソフトとなっています。
大きな特徴はレイヤー機能とほぼ無限ともいえるアンドゥ・リドゥ機能でしょうか。レイヤーは単なるレイヤーではなく、透明度を設定できたり描画モードも指定できます。無料のソフトでここまでできるのであれば十分満足なのではないでしょうか。各ツール・ウィンドウも半透明状態で待機していたり、見た目のかっこよさも抜群です。
メニューは英語表記ですが、以前のバージョンでは有志による日本語化作業(※)がおこなわれていたので、近いうちに2.6xに対応した日本語パックがリリースされるかもしれません。
唯一惜しいと思われる点は、ファイルを1つしか開けないという点です。なので、複数の画像ファイルを開いてコピー&ペーストで新しい画像を作り出す、といった用途では使えないでしょう。
とはいえ、使いこなせばかなりのことができそうなほど、さまざまな機能が提供されているので、ちょっと使い込んでみてはいかがでしょうか。 (永沢和義)
Paint.NET (要:Windows2000、XP、Vista、またはServer2003、及び.NET Framework 2.0)
(※)有志による日本語化作業
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